泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』 !
豊島区内の4本の道は前回ですべて踏破してしまったんで、今回からは豊島区を出て、同じ城北エリアの荒川区へ足を伸ばします。
スタート地点に向かうには前回同様、都電荒川線にて。
まずは大塚駅前駅から乗車です。
都電に揺られて30分強、町屋二丁目駅にて下車。
今回は『東京いい道、しぶい道』の中の一番初めの通り!
さて、最初はどこを歩いてやろうか・・・・・・といくつかの町の景色を回想したとき、ふわーっと浮かびあがってきたのが都電荒川線の町屋あたり。町屋二丁目の電停脇から、いい感じの旧道が口を開けていたはずだ。
との書き出しで始まる『東京いい道、しぶい道』の始まりを告げる尾久本町通り。
入口のところに露台を店前に並べた、古めかしい八百屋さんがある。
と、タケノコのエピソードが展開されていた八百屋さんは残念ながらすでに廃業...(T^T)涙。
都電の踏切に、店前に並べられた露台のロケーションてなかなかいい絵になりそうな期待があったんですが......。
この本が出版されてそんなに経ってないはずなのに、今の東京は1、2年でどんどん変わっていってしまうんですね。
いきなりスタート時点でつまずいた感があり、テンション下がったところで仕切り直して歩き始めてモノの数秒のところでこんなステキな物件がっ!?
ディスコゲームセンターてっ!?!?
70年代の流行りモン組み合わせただけのような店名に謎の壁画が興味を惹かせないわけがありません(笑)
しかし、この日は暑くなる前にお散歩しようと朝の8時台から歩き出したんで、当然のことながら営業時間なワケでもなく...(^^;)ハハハ。
気を締め直して尾久本町通りを進んできます。
するとなかなか現代的な山門をお持ちの満光寺。
小学生だったら絶対弄らないわけにはいかない、遺伝子レベルに訴求してくるお寺の名前です。
これ以上は申し上げません。罰が当たる前に通り過ぎます。
すると本の中でも触れられていた、
こういう小学校の運動会みたいな飾りつけ、最近はあまり見なくなった。
となる通りに。
なるほど!ホントに万国旗で飾られてるんですね(笑)
『並 品』
あきらかに途中ひとつ抜けているとおもわれるんですけど、並品と正々堂々と掲げているんだとしたら、なかなか肝が据わっていらっしゃいます(笑)
旧道沿いということもあり、新旧お店が連なってはおりますが、やはり昔ながらのお店の方がまだ多い感じ。
商店街の名前が『おくとぴあ23』と変わったあたりで次のランドマークを見つけようとしていたら、脇路地に気になる物件がっ!?
脇路地に入ってみると、その物件は銭湯やまと湯さん。
入口には、
『昭和の銭湯をお楽しみ下さい。』
と貼り紙が貼られてました。
尾久本町通りにもどり、本で触れていた作業服のお店を探していたら、焼肉の煙突がが屹立しまくる焼肉屋さんの方が目に止まり...(^^;)ハハハ。
焼肉屋に注目しすぎて通り過ぎてしまおうとしていたところにあの作業着屋さんがありました。
お店の看板は外れてしまったかのようにみえる塩谷商店さんですが、幟が立ってるというコトはまだ営業されているんですよね?
そして、その先に『怪獣の電飾オブジェを玄関先に置いた奇妙なお好み屋』であるお好み焼110さん。
怪獣というより、これ恐竜なんだろな?お店の壁の画も恐竜だし...(^^;)ハハハ。
しかし、これ夜だったら電飾ピカピカでもっと妖しげなんだろか?
本の通り、目の前もお好み焼屋の琴さん。
やはり都内有数の粉物文化継承地なのかもしれません。
今回ちょっと残念だったのが、本に書かれている<御宮師 渡辺>とトタンの看板に記した小さな店が見つけられなかったこと。
その代わりと行ってはナンですが、リードカメラショップ 荻原というカメラ屋さんが。
でも、当然営業時間ではございません...(^^;)ハハハ。
すると目の前に舎人ライナーの高架が見えてきます。
ご立派な舎人ライナーの高架線と尾久橋通りを横切ります。
するとここから先の尾久本町通りは川の手もとまちに。
尾久橋通りを渡るとすぐ次のランドマークが見えてきます。
気がつかないとそのまま通り過ぎるだろうけど、気がついてしまうと確認せざるを得ないガン首オブジェがぶら下がっているヘアサロン キムラさん(笑)
なんじゃこれ?とマジマジと見たり、カメラを向けていたら、泉麻人氏と同じような体験が!?
店内の主人がドアを開けて、おもむろにどれが一番気になる??と聞いてきたのでした(笑)
どれもこれも、それぞれツッ込み処満載で気になるんですが、敢えて言うと目が合ってしまった一番右の青いヤツですかね?
と答えると、なんか期待していたのと違ったのか、薄いリアクションだったご主人...(^^;)ハハハ。
そんなこんなで、尾久本町通り(前編)は東尾久を進んできましたが、次回尾久本町通り(後編)は西尾久へ!
【1 怪人オブジェの古道・・・尾久本町通り(前編)】
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