今年のGWはここ3年間に比べて、日々お写ン歩する機会が多かったんですが、GW後半ともなるとさすがにどうしてもここ行きたいというほどのネタが無く...(^^;)ハハハ。
でも、お写ン歩欲は満たしたい!という時によく彷徨くのが雑司ヶ谷、東池袋、上池袋あたりの裏路地散策なのでございます。
この日はそんなとりあえずコースの中から雑司ヶ谷の裏路地へ。
お供のカメラはSony α7ⅡにLomography minitar-1。
先日、新宿ゴールデン街でLOMO LC-A+とLeica M2+Lomography minitar-1の撮り比べをして、やっぱりこのレンズはフィルムの方が雰囲気出るな!と思ったんですが、そればかりではやっぱり勿体なくもあり。
デジカメでminitar-1を使いたい欲も増し増してございまして、とはいえLeica M9-Pだと、CCDセンサーのダイナミックレンジの狭さという限界もあり、このminitar-1の風味が表現しづらいということから、センサー自体は素直でクセが無いSony α7Ⅱの登場と相成りましてございます。
ということで、いつもなら歩いて雑司が谷まで行くんですが、すでに晴れ晴れとした日中で気温も上がりまくっていたんで、池袋からは副都心線で雑司ヶ谷駅まで。
変な時間に副都心線に乗ったら、これまで見たこともないような色合いの車両でした。
副都心線ていろんな私鉄が乗り入れてるんですが、この昔の東急玉川線のような色合いの車両はどこの路線のものナンでしょうかね?
というワケで、雑司ヶ谷駅から地上に上がり、とりあえず弦巻通りを中心に歩いて行くことにしました。
なんかminitar-1て、光量が多すぎると周辺減光が恐ろしいことになるんですね?
周辺というよりもむしろ下1/3くらいが黒つぶれします...(^^;)ハハハ。
なので、ISOは100固定、できるだけ絞り込んでSSが早すぎないように調整しながら撮影しました、
なんかのどかな郵便受け(笑)
弦巻通りは店仕舞いするお店もあれば、新たに開店するお店もあり。
そんなに一通りが多い道ではないですが、ちょろちょろ若い人たちが雑司が谷散策にきているようでした。
こういうなんともいえない減光加減がminitar-1の特徴でもあり、デジタルでもいぃ〜じゃん!という気になりますが(笑)
そぉ〜いえばなんで雑司ヶ谷にしたかというと、この週のチョートク翁のカメラノートの記事で雑二ストアーに触れていたからなんですよね。
雑司ヶ谷は毎週のように徘徊するモノの、雑二ストアーの方は毎回行くわけでは無いので、久々にいってみっかということで(笑)
ストアーといっても中のお店は9割五分方閉業してしまっているので、ほぼほぼ通路と化しているので、天井でも写してみます(笑)
そんな雑二ストアーを後にして、今回の雑司ヶ谷徘徊のもう一つの目的がこちらの都電テーブル雑司ヶ谷店さん。
都電テーブル雑司ヶ谷店というと、以前はもっと弦巻通りの駅よりの方で営業されていた記憶があるんですが、2、3年くらい前からはこちらでラーメン店として営業されてます。
この場所も以前は手前の今となってはマンションに代わってしまった木造店舗と向かい合わせで、なかなかいい路地だったんですけどね...(T^T)涙。
その先はチョートク翁いうところの共食い看板である肉の大久保さん。
ガリガリッと解像するアポなレンズよりも、雑司ヶ谷にはLOMO臭ただようminitar-1の方が合うと思います(笑)
この小倉屋製菓の脇路地も有名なポイントですね。
夏場は葦簀がかけられたり、子供たちがビニールプールで遊んでいたりと、より昭和感が漂います。
前回見つけた路地に向かっているとなにやらオカルティックな光景がっ!?
ブルーシートが壁を覆う佇まいがなんとも哀愁を漂わせているこちらの路地は、雑司ヶ谷ではなく目白台なんですけどね。
目白台にもまだまだ昭和の残滓が散見されます。
弦巻通りに戻り日本女子大学寮の脇を通り過ぎていたんですが、さすがに非常階段にまで纏わり付く蔦の生命力に惹かれてパ写リ(笑)
菊池寛終焉の地の手前辺りで弦巻通りを離れて、雑司が谷旧宣教使館に向かって裏路地を北上していきます。
時期が時期なんで廃屋は蔦に絡め取られまくっているモノが多いンですが、こちらの蔦の先端の方はいろいろとくっついちゃっていて、ホームレスさんの伸びに伸びた髪の毛のように固まっておりました...(^^;)ハハハ。
雑司ヶ谷の裏路地散策で最近のお気に入りはこちらの青い階段のアパート。
minitar-1のくすんだ配色がさらに雰囲気を倍増させてくれております。
早朝ではなく、午後なので雑司が谷旧宣教使館も開門しておりました(笑)
中には入らずに館の周囲をぐるりと。
前回「昇竜」と名付けたこちらの蔦も、ますますお盛んに纏わり付いてございます(笑)
雑司ヶ谷霊園まで抜けて、此花亭。
いちおう、この辺りはまだ井戸水を使っている箇所が残っているので、井戸は写真に収めておきます。
雑司ヶ谷霊園は名前には『雑司ヶ谷』とついてますが、住所的には南池袋。
先ほどの此花亭から先は正確には南池袋の路地裏ということになります。
こちらはこの玄関前の佇まいに惹かれたんですが、前回この先が猫だまりであると知ったんですよね。
なので、今回は猫さん達を驚かさないようにできるだけ音を立てずに静かに、ゆっくりとほをすすめたんですが、猫さん達はいないように見受けられたのです。
なので、いないのかと思いいつもの調子で裏庭を歩き出したらそこかしこから猫さん達が逃げ去るご様子...(^^;)ハハハ。
結果、四匹くらいいたのに一匹も写真撮れませんでした...(T^T)涙。
こちらの玄関先も好きな一枚。
雑司ヶ谷エリアはまだ多くの木造住宅が残ってますが、だいたい玄関先には竹箒が置いてあります。
早朝だとお爺さんお婆さんがその竹箒で清掃している場面に出くわします。
井戸といえば、こちらの井戸も好きな井戸の一つ。
奧の左右の住居を繋ぐ渡り廊下のような物干し台もいぃ〜感じでございます。
最後はこちらの板塀の路地でフィニッシュです。
雰囲気的にはやはりフィルムカメラで使った方がボク的には好みですが、でもフィルムはコスト高いんでこうしてSONY α7Ⅱ+Lomography minitar-1でお写ン歩するのもいいですね。