長年ほぼ日手帳やらトラベラーズノートやら、果てはフランクリンプランナーまで『手帳』というガジェットが好きで、毎年ひとり手帳会議なるものであぁ~でもないこぉ~でもないと思い悩みつつ、ムフフとヘンタイ的気質を自ら慰めてきたボクなのです。
その模様は本ブログの過去のエントリーを覗いていただければと思います。カテゴリーを『手帳』にすると、いろいろ出てくると思うので(笑)
そんな手帳好きが手帳に重きを置かなくなったのはスマホといわれるガジェットが登場したあたりから。
手帳のマンスリーとウィークリー、モノによってはデイリーへと予定を転記転記させていくのが面倒臭くなり、一方でGoogleカレンダーにすべての行動を入力していけば、1回入力さえすればあとはどんなフォーマットへも変換可能!しかも、Google先生のサービスであればネットにつながるデバイスならいちいち入力しなおすこともない!!というデジタルな文明の利器にすっかり心奪われて、ここ数年手帳というものにあまり興味が沸かなかったのです。
がっ!デジタルに漬かりすぎるとデジタルの物足りなさも感じるようになり...。
デジタルで予定管理すると一覧性がないとかよく言われます。たしかにスマホの小さい画面では表示できる情報も限りがあり、特にマンスリーなんぞは予定の名前すら全部表示できないこともあったり。
でも、Googleカレンダーをパソコンのブラウザで見る限りは一覧性に関してはあまり不便は感じられないのですが。
やはり、手元で俯瞰できないという点がデジタルのデメリットとして感じられてしまっているんだろうなぁ~。
そんなデジタルの一覧性程度のデメリットであれば、ボク自身は十分受け入れられてきたンですが、Googleカレンダーにその日のすべての行動を記録してライフログとして運用するようになって数年経ち、なにが不満かというと行動と行動を繋ぐコンテキストが抜け落ちてしまっており、数年前の行動を振り返ってみても、Googleカレンダーの画面上の記録だけでは、のっぺりした事実しか感じられないことに気付いたのです。
これはいったいなぜなんだろうと?
例えば、10年前に使っていたほぼ日手帳を開いてみると、その日その時の感情や環境が蘇ります。アナログな手帳にはその時の書きっぷりだの、ちょっとした気づきだの、その日の天気だのと言ったメモが残っており、それが感情や環境というコンテクストとなって、行動と行動の繋がりを感じられるよぉ~になるのです。
これは手書きならではのメリットなのか?デジタルのフォーマットでもそういう入力をすれば賄えるのかはまだ検討の余地ありですが...。
そんなことをちと気づき、今年は久々に手帳を活用してみよう!と。
そしてポチってしまったのがPat-miとジブン手帳どちらも佐久間氏プロデュースの商品なのです。
ポチってまだ使用する前のハァ~ハァ~ぶりは上記エントリーを参照ください(笑)
まずは、このひと月の慣らし運転の状況の前に、さらに手を加えてこんな感じになっております。
たまたまfeedlyで引っかかったRPGLIFEさんで紹介していたHIGHTIDEのランドスケープインデックス。
ジブン手帳のDIARYにはしおりが2本ついているんで、マンスリーとウィークリーでそれぞれつかえて問題は無いんですが、ウィークリーを月単位で捲ったりするときにはたしかにインデックスがついていると便利。
また、1月でございます!とか10月でございます!!とかいかにもシステム手帳的な月表示がシッカリしているインデックスだとなんか興ざめしてしまうんで、この商品だと波型&透明でひそやかな月表示でなんかいぃ~感じじゃないのぉ~~とポチってしまいました。
ちなみにボクはオレンジをチョイスです!
ジブン手帳はやはり『ジブン』の手帳であることが第一
ということで、本題です。
先日のエントリーの通り、Pat-miにはタニン手帳の役割をもってもらうことになりました。
ではジブン手帳はなにかというと、自分のための手帳。特に感情や環境を残すための手帳という位置づけに落ち着きました。
これ一つでなんでも書きまくろう!と意気込んでも、100%以前と同じでそのうち書くことがめんどくなります。行動のライフログはこれまで同様Googleカレンダーに24時間入力することは変わりません。
では、ジブン手帳を使って、感情や環境を記入するためになにやら特殊な使い方をするのか??というとさに非ず。
ジブン手帳のそもそものフォーマットに忠実に従うのみ!
それほど、デフォルトの状態でジブン手帳のフォーマットは自分のログを取るための工夫が詰め込まれているのです。
なんも考えずに、日々一言二言を残しておくことで、最小限の労力でコンテキストを保存しておくことが可能なのでありますっ!
なにより、今年はPat-miとジブン手帳、それに従来のGoogleカレンダーと三刀流なので、どれもこれもガチガチに使用していたら、気が緩んだ瞬間に情報は錯そうし、その内使わなくなってしまいます。
なのでできるだけそれぞれ最低限目的を果たせるだけの情報に止めることにしました。
マンスリーに関しては、その日の主な自分の予定のみ。開始時間だけは記入します。
また、土日を含め、プライベートな時間は行った場所を残しておきます。
マンスリーは後々俯瞰してぼんやりこんなことあったなぁ~とわかる程度の情報量に止めます。
ウィークリーは多分ここ数年ジブン手帳の評判がいい理由である、本領発揮のフォーマットをそのまま活用です。
記入することは以下の9つ。
- あらかじめ印字されているお天気マークをチェック
- その日の一番上の欄に忘れちゃまずいその日のメインイベントを記入→マンスリーと同期
- 睡眠時間はあらかじめブロック!7時間/日は確保するのです。
- 時間軸に沿って、その日の自分の予定を開始終了時間とともに記入
- バーチカル欄下の自由欄にその日のトピックをメモ
- 満足・普通・残念の3つの感情欄でその日の気持ちをメモ。このちょっとした感情欄が秀逸だと思います。
- 感情欄下の朝昼晩の欄は食べたモンの食べログとして使用
- 左側のチェックリストは上からその週締め切りの自分のタスクをリストアップ
- 下からはその週に買いモノしたものをリストアップ
9つもメモるとはめんどくさそぉ~ですが、ひと月慣らしてみてもめんどくささは感じませんでした。そもそも用意されたフォーマットにしたがって機械的にメモっているんで、思ったほど負担感はないです。むしろ、一週間経って、ジブン手帳の中身が埋まっていくのを眺めて、活字中毒患者的にはハァ~ハァ~します(笑)
結果的にそのまま使っても感情と環境のライフログが残せる仕組みです。
そんなこんなな自分のためのジブン手帳、個人的にはPat-miはPat-miのフォーマットに適した使い方、ジブン手帳はジブン手帳のフォーマットに適した使い方で、それぞれ色分けできそぉ~な予感がします。
Pat-miの使い方は先日アップした以下のエントリーを参照ください。