うちの相方さんは長崎出身なんで、特に粉モンソース文化で育ったわけではないはずなのだが、麺類以上にお好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼きを問わず粉モンを喰いたがるのである。
大阪出張の帰りしな。
ホントは阪神百貨店でいか焼きをお土産に買って帰ろうと思っていたのだ。
が、打ち合わせのビルから大阪駅に向かってテキトーにブラブラ歩いていたらこんな小粋な小径に吸い込まれたのである。
線路脇のちょっとした小径に押し込まれるように左右に並ぶ専門店街。
中にはあのビリケン様が鎮座坐して在らせられる。
これは合掌合掌とお祈りを済ませて通り過ぎようとしたところ、なにやらソースの匂い漂うお店を発見したのである。
お昼に車中で食べたお弁当は昇華し尽くし、2時間半に及ぶタイマンの打ち合わせですっかり腹の蔵が空っぽ状態だったため、これは試さずにはおられまいっ!と潜入。
鉄板を前にしたカウンターと数席のこじんまりとした店内はすでに結構な混みよう。
カウンターの端で飲んでいたおじさま方の隣がちょうど空いていたんで、カウンターに着席なのです。
メニューはもちろんお好みがメイン。
が、おそらく時間がかかると思われるため、さっさと出てきそうなモンでちょいと腹の足しにしようとみんな大好きハラミステーキをまずは注文。
塩胡椒とバター醤油のシンプルな味付けにもかかわらず、ハラミ独特の臭みもなく、バター醤油がしみこんだえのきと玉ねぎと一緒に食べるハラミはなかなかのモンでございます。
さらに待つこと10数分、よぉ〜やくメインのねぎおこがやってまいりました。
ねぎおことは、たっぷりのネギと甘辛く煮込んだ牛すじを豚玉お好み焼きにのせた、めっせ熊さんイチオシメニュー!
それにさらにチーズとそばをトッピングして、ねぎおこチーズモダン焼なのでございます。
しかし、なんで粉モン文化圏のお好み焼きってあんなにフワフワしてんすかねぇ。
フワフワ柔らかい豚玉と太麺のそば、それに甘辛い牛すじがなんとも幸せなねぎおこなのでございました。
そんなねぎおこ談義をうちに帰ってからうちの相方さんにしたところ、『いぃ〜ないぃ〜なぁ〜』とさんざん羨ましがられ、その週の週末にはデンッ!と粉モンセットが食卓に並んだのでございました...(^^;)ハハハ。
命じられるまでもなく、せっせとたこ焼き器を準備するボク。
たこ焼き屋さんと化して、うちの相方さんの粉モン欲求を満たしてあげるのでございます(笑)
うちで作るたこ焼きとかお好み焼もいがいとうまいんだよね(笑)