金沢にきてあまり食べる機会がなくなったのが蕎麦である。
都内にいるときは美味しいお蕎麦屋から近所の出前まで、なにかと蕎麦を食べる機会は多かった我が家なのである。
そんな数少ない機会ではあるが、こちらに来て蕎麦を食べるときは専ら近所の『大藪』さん。
というか、これまで蕎麦はここでしか食べたことがない...(^^;)ハハハ。
食べログでの評価の通り、この大藪さんは金沢駅や片町・香林坊といった繁華街から遠い駅西であるにも関わらず大人気なのである。
おそらく、客層のほとんどは観光客ではなくジモティなのだろう。
週末のお昼ともなると、12時前から席は満席になる。駐車場に入れない車が列をなす。
それほどお客さんが押し寄せる蕎麦屋さんなので、それはそれは美味しかろうとも思うのだが、関東モンのボクとしては特別うまい部類に入るほどではない。
美味しい部類ではあるが、これより美味しいお蕎麦屋さんは都内にもいくらでもあるし、実家の群馬のほうに行ったらこれ以上に美味しい蕎麦屋は選ぶほどあるのである。
とはいえ、まだ他に選択肢をもたない我が家はよくここに通うのであるが、よく注文するのが、上天丼セット。
上天丼にもり蕎麦の小がついたセットである。
天ぷらもお蕎麦も美味しいのは美味しいのだが......。
見ての通り、天丼の天ぷらはいろんな具材がてんこ盛り。
ちなみに天ぷらセットになるとこんな感じになる。
こちらは天ぷらにもり蕎麦並が付いてくる。
天丼の天ぷらと言い、てんぷらセットの天ぷらと言い、どちらも加賀野菜をはじめとしたいろいろな具がちょこっとずつ盛られており、バリエーションを楽しみたい方にはなんの不満もないのだろうが、ボクにはちょっと物足りないのである。
どちらかというと、種類は多いけど一つ一つが一口サイズよりも、種類は少ないけど具がデェ~ン!と盛られているほうが食べごたえがあり、満足度が増すのである。
ちなみにほかのお店はというと、武蔵のエムザの脇をまっすぐいった路地にある天ぷらやさんの新吉崎屋さんでも、
こんな感じで、ちょこっとづつ揚げては出され、揚げては出されという感じなのだ。
やはりこれは文化の違いなのだろうか?
天丼のあのバラエティーに富んだ盛り付け方を見ると、海鮮丼が思い浮かぶ。
こちらの人はいろんな具材をちょっとづつ、そして見た目は華やかにという体を好むのだろうか??
美味いかどうかという観点では美味いんですが、わたしゃも少しガッツリいきたいというだけなのである。
東夷のボクとしては見た目の華やかさよりもガッツリインパクトのある、浅草大黒屋さんの天丼みたいなほぉ~が好みなのだ。
嗚呼...大黒屋さんの真っ黒な天丼喰いたい...(^^;)ハハハ。