外食好きな両親の元でヌクヌク育ったせいもあり、物心付いた頃にはいっちょ前に大人と同じメニューを食べていたボクである。
地元の商店街の洋食屋さん、駅前の喫茶店。
単身赴任で週末になると帰ってくる父と夜勤勤務のある母は、週末に母の夜勤明けが重なるとボクを連れていろんな大人のお店に連れ出してくれたモンである...(遠い目)。
商店街の洋食屋や駅前の喫茶店の数々は、モータリゼーションの飲みが押し寄せるとともに次から次へと消えていったが、郊外の街道沿いにあるお店はいまだに残っている。
そんな郊外の街道沿いのお店の一つが『ステーキ宮』である。
ここ『ステーキ宮』は鼻水垂らしたクソ坊主であったボクにとって特別なお店だった。
なにせステーキが食べられるのである。
お肉といってもミンチ肉のハンバーグでも無く、豚の生姜焼きでもない。
肉の塊が食べられるのだ。
そうそう年がら年中連れて行ってもらえるワケでは無い。
ボクにとってなにか特別な日であるとか、両親の機嫌がいい時で無いとなかなか足を踏み入れられない。
そんなステーキ宮との特別な時も、高校生ともなると同級生と連れだって無茶喰いしに自分の意思で通うようになる。
そうして、大学入学で地元を離れるまでステーキ宮との付き合いは続いていったのである。
その後も正月に帰省した際などにステーキ宮に繰り出すコトはあったが、すっかり『懐かしいお店の一つ』となっていたステーキの宮が、金沢に赴任して新しい住処を決めるやいなや、なんと我が家の隣に鎮座坐して在らせられるではないかっ!?!?
見知らぬ土地への不安感などどこ吹く風。
隣でオレンジ色に輝く『ステーキ宮』の看板を見かけるや、狂喜乱舞だったのである。
ボクだけ(笑)
以来、ちょいちょいうちの相方さんに
♂『ねぇねぇ〜宮行こぉ〜よ。行こぉ〜よぉ〜』
と誘っても最初のウチは付き合ってくれていたものの、最近では飽きたのかなかなか付き合っていただけません...(; ;)ハラリ。
なので先日帰りがてら足を踏み入れたのです。
そぉ〜いえば、いろいろ金沢市内のお店を紹介してきた本ブログで、『ステーキ宮』を紹介していなかったことに気付き。
あまりにも昔から知っていて普通だったからだろぉ〜か?
今回ご紹介なのでございますってッ!!
平日のランチメニューはこちら!
チキングリルに始まり、
宮ロースやハンバーグのコンボメニューが並びます。
その他にステーキやハンバーグ、各種グリルコンボのランチメニュー。
日替わりランチ以外のメニューは基本グランドメニューと変わりませんが、パンorライスとスープバーの料金分、グランドメニューよりもランチメニューの方がお得な価格設定。
ちなみにこちらはグランドメニューのほう。
金沢に来て久々にステーキ宮に入って気がついたのが『宮ロース』の存在。価格も控えめで柔らかいお肉ですが、こちらは加工肉。
なれるまではこの『加工肉』っていう表示がなんか気になります...(^^;)ハハハ。
お肉としては美味しぃ〜ンですけどねぇ。
でも、昔はこんな加工肉なんて使ってなかったし。
昔ながらのステーキは『てっぱんステーキ』として健在!
宮ロースよりもしっかりめのてっぱんステーキは、それでもお肉の味とほんのりミルク風味なところがオススメです。
その他にもランチメニューと同様にハンバーグだのコンボメニューだの。
グランドメニューにはプレミアムビーフということでサーロインやヒレステーキが。
ということで、ボーナスお小遣いで懐が温かいボクは『サーロインステーキ』で!
焼き方はミディアム、ソースは宮のたれが昔も今も基本ですっ!
オーダーしたらまずはスープバーでコーンクリームスープと一杯。
格別美味しい!というほどのコーンスープではないものの、スープバーでのボクの流儀は基本三杯!
お肉が来る前に最初の一杯!
食事中に二杯目!!
食後にデザートがてら最後の三杯目!!!
お陰様で食事でお腹いっぱいというよりも、スープでお腹がガバガバになります...(^^;)ハハハ。
ちなみにスープバーのコーンスープで一番オススメなのはVOLKSですなぁ〜。
で、ステーキの王道『サーロインステーキ』!
宮では久々のご対面です。昔はよくこのサーロインステーキを咀嚼させていただきました。
中はほんのり赤身が刺しているミディアム。
いやぁ〜昔ながらの味わいでございます。
というか、宮の味は舌の記憶に植え付けられているンで、宮のタレの味が何よりでございます。
この日のオーダーでちっと変えたことと言えば、ライスをガーリックライスに。
宮のタレに負けないガーリックのインパクト!でも、食後のそんなに臭いません(笑)
そんなこんなな『ステーキ宮』さん。
金石街道は二口の交差点のところにございます。