【嗜好品】とは?
嗜好品(しこうひん)とは、風味や味、摂取時の心身の高揚感など味覚や臭覚を楽しむために飲食される食品・飲料や喫煙物のことである。また趣味性が強く、操作や体感的に楽しむ自動車・オートバイ、カメラなどの物品をさす場合もある。
嗜好品の特質は以下のとおり。
1.普通の飲食物ではない。:栄養・エネルギー源を期待しない。
2.普通の薬ではない。:病気治療を期待しない。
3.生命維持に強い効果はない。
4.ないと寂しい感じ。
5.食べると精神(心)にいい効果がある。
6.人の出会い意思疎通を円滑にする。
7.植物素材が多い。
ほとんどの場合、心理的あるいは薬理学的な機序により習慣性を有し、物質嗜癖の対象となりうる。嗜好品は、薬理学的依存形成作用の有無で二つに分けられる。すなわち炭酸飲料や菓子のように向精神作用はないが、味や香りなどによって心理的に習慣性を形成するものとコーヒーや茶、アルコール、タバコなどのように、味や香りによる習慣の他に加えて薬理学的な依存性を有するものである。
Wiki先生による『嗜好品』とは上記の通りなのだそうだ。
普通のモノではなく、生命維持に効果はないにも関わらずないと寂しく感じるモンであり、精神的にいぃ~感じの効果がある植物素材と嗜好品の特性をすべて繋げてみると、嗜好品=煙草と短絡的に導き出されてしまう気がするのはボクが喫煙者であるからだろうか???
Wikiのページでは特に言及はされてはいないが、よぉ~は嗜好品とは贅沢品なのであろうと。
生きるのにあえて必要なモノでもないし、世間的には喫煙者自身にも周囲の人にも害しかまき散らさないんだから、取れるところからいくらでも税金取ってやろう!とたばこ税青天井の様相を呈している『煙草』というものは、やはり贅沢品なのだと思うのだ。
街を歩けば、自動販売機やコンビニ・スーパー・町のタバコ屋で簡単に手にすることも出来、パッケージを開けて一本取出し、ライターで火を点けて一口煙を吸えば、ニコチン吸入が簡単にできる。
現代の紙巻煙草全盛の時代では、これほど手軽に嗜むことができる紙巻煙草の類にあまり贅沢品という意識はないのではなかろうか。紙巻煙草しか吸わない愛煙家からすればもはや日用品、生活必需品の類の感覚である。
ってか、ボクは民主党政権下でアホみたいな値上げをするまで確かに贅沢品などという感覚はなかった。
その昔(といってもボクは映画の世界でしか知らないが)、紙巻煙草がない時代には葉巻やパイプを吸い、それはそれは一口吸うまでにいろいろと手順を踏んだ嗜みが必要だったのだ。
いまでも、男の隠れ家的なシガーバーではそのような男の嗜みを愉しむために、日夜訪れる人も多いであろう。
ただ、ニコチンを吸うだけでなく、葉巻の香り、一口吸うための燻し方、紫煙のくゆらせ方。様々な楽しみを包含しての嗜好品という位置づけであれば、ほっほぉ~確かに葉巻吸うのは贅沢だっ!と思わなくもない。
様々な趣向を凝らしたパイプに煙草を詰めてという行為も同様である。
が、紙巻煙草咥えてライターでシュパッでは贅沢感の『ぜ』の字もないことは自明の理なのである。
そんな紙巻煙草全盛の今の時代に、コストもかかるし、吸うまでの手順がやたらと多いにも関わらず、なにやらブームになっているというモンがある。
アメリカ、フィリップモリス社が長年の研究と膨大な研究開発費を投じて製品化したという『iQOS』である。
実は日本国内では昨年から発売されていたらしい。ボクは全然知らなかった。地方から徐々に発売開始を初めて、全国発売に踏み切ったものの生産が追い付かない状態が続いていたよぉ~だ。
それが4月のアメトークで紹介されてさらに人気爆発。今では街中のコンビニなどではたまに1個だけ入荷する程度で、いつ入荷するかは全く分からない状態が続いているということである。恐るべしアメトーク効果...(^^;)ハハハ。
ボクもそのアメトークは視聴しており、ほぉ~火使わない煙草かぁ~、でも昔電子煙草試してみたけど全然常用する気にならんかったもんなぁ~と最初は思った。
でも、煙草云々というよりもそのガジェットとして所有することの満足感に興味が引かれたのである(笑)
そんな『iQOS』をひょんなことから入手したのでございます。ありがとぉ~ございましたm(__)m
【箱の中身はなんぢゃろな?編】
手にしたのはiQOSキットの白。箱はApple製品のような隙のないしっかりとした作りになってます。
外箱を外すと真っ青な内箱。その内箱がこのようにカパッと開きます。
内箱の上蓋を取ると箱の中身の全貌が。
内箱左にはUSBケーブルとクリーニングキット。右にはクリーニング用ブラシとACアダプターが入ってます。
内箱左の上蓋にはiQOS本体とも言えるiQOSホルダー。右上蓋にはiQOSポケットチャージャーに各種取扱説明書が入ってます。
こちらはiQOSシステムの上ではヒートスティックと言われている、ようは煙草そのものの部分です。
ちなみにこれは現在販売されている4種類のマルボロのうちのレギュラーと言われているもの。普通の煙草の半分くらいの長さのヒートスティックが1箱20本入ってます。
【iQOSで男の嗜み編】
とにかくiQOSは紙巻煙草と違っていろいろと手間がかかります。
でも、その手間をかけることこそ喫煙行為を男の嗜みとして取戻し、愉しむための術なのですっ!
まずはiQOSポケットチャージャーを充電しましょっ!開封時にはポケットチャージャーの充電メモリが『2』になってました。フル充電(インジケーター4つでフル充電)でiQOSホルダーを20回充電できるらしぃ~ンで、10回ほどは開封して楽しめるということですかねぇ。
でも、精神衛生上初めにフル充電しといたほうがいいと思います。ちなみに90分でフル充電です。
フル充電したらiQOSホルダーをポケットチャージャーに装填っ!
ポケットチャージャーを充電したからといって、まだまだiQOSは使えません(笑)
この後はポケットチャージャーを使ってiQOSホルダーそのものを充電しないといかんのです。
この辺の手間はたしかに紙巻煙草と比べるべくもありません...(^^;)ハハハ。
しかしっ!ポケットチャージャーにiQOSホルダーを装填というこの合体ギミックがガジェッターとしての物欲&所有欲を十分満たしてくれるのです。こんなヘンタイですいませんm(__)mm(__)m
ちなみにこのiQOSホルダーの充電には6分かかります。ネット上ではとりあえず吸うには3分程度でも大丈夫というネタもありますが、取扱説明書上のホルダー充電時間は6分となってます。
いよいよ煙草本体であるヒートスティックの登場です。吸引前のヒートスティックはこんな感じ。
煙草の葉のようなものが詰まってます。
この葉をホルダー内のセラミックプレートで加熱してそこから出る蒸気とともにニコチンを吸入するというのがiQOSの仕組みになってます。
火を使って燃やして無いンで、タールが出ないとのこと。健康を気にしながら喫煙する愛煙家としては便利なモンが出たモンですなぁ~。
そんなこんなしているうちにホルダー充電完了になってるんで、iQOSホルダーをポケットチャージャーから発出して、ヒートスティックとドッキングさせましょl!
ドッキングの際はヒートスティックのマルボロの印字の下のラインあたりまで押し込むとのことです。
しかしっ!?まだ手間がかかります。ヒートスティックを差し込んだらiQOSホルダーの電源ボタンを2秒ほど押下します。すると緑色のLEDが点滅を始めます。
20秒ほどすると点灯に変わるんで、これで晴れてニコチン吸入準備完了!!!
iQOSホルダーは14回程度の吸引もしくは6分程度で電源がオフになります。吸引の回数は個々人の一回の吸引量でも前後するようです。
ちなみに、今回試したヒートスティックのレギュラーの味はというと、まず驚いたのが思っていた以上に煙草であるということ。
昔試したことのある電子煙草とは全く異なる煙草感があります。
吸っているのはニコチン&水蒸気ということですが、ちゃんと胸に煙草を吸った時のようなパンチが存在します。
吸い終わったヒートスティックをiQOSホルダーから取り出すと、しっかり吸い殻の臭いがするんですが、煙草の煙嫌いのうちの相方さんの横で吸ってみたところ、水蒸気の煙自体は気にならないとのこと。これなら家の中で吸ってもいぃ~ンじゃない?とのお墨付きをいただきました。
ただ、味はというとボクは大豆を炒ったよぉ~な味が最初のうちは残りました。2日も吸ってると慣れますが...(^^;)ハハハ。ちなみにレギュラーではなく、紙巻煙草のLiteの類と思われるバランスドレギュラーの場合は一瞬とんがりコーンの味が残ります(笑)
この妙な味が嫌だっ!という貴兄はメンソールがいいかもしれません。これは普通の煙草のメンソール(ちょいクール目なヤツ)と大差ないです。これにはもっと驚きっ!?
思っていた以上に煙草感があるiQOS。新しモン好き&節煙兼ねてという方だけだとある程度までしか広がらない気がします。
本格的な普及にはまず味のバリエーションが必要かなぁ~。
それと、電子デバイス必須なiQOSシステムを長期安定的に成長させていくには、Appleがお得意のサードパーティーを巻き込んだiQOSエコシステムを作り上げることが必要だと思うのです。特にガジェッターとしては(笑)
iQOSのコア技術はどこなのか?ヒートスティックの製法なのか?ヒートスティックを加熱するためのiQOSホルダーにあるのか?
その辺はフィリップモリスの戦略がどこにあるのか解りませんが、少なくともiQOSホルダーとiQOSポケットチャージャーのインタフェースを公開して、ポケットチャージャーくらいはサードパーティに作らせてもいぃ~ンぢゃないかなぁ???
まずはiQOSホルダーの通電の持ち時間と充電時間を解消するために、iQOSホルダー2連装のポケットチャージャーを作っていただきたいっ!!!と切に願うモノであります(笑)
フィリップモリス社はいずれすべての製品をiQOSに移行するとの野望をお持ちだとか。そのためには、紙巻煙草と違ってどぉ~しても初期投資がかかる部分をどうユーザ体験で補っていくのか?この一本吸うまでの手間をこの後の製品でどこまで手数を少なくすることができるか?はたまた男の新たな嗜みとして、敢えてこの手間をかけることに歓びを見出させることができるか??まだまだ、いろいろと手を変え品を変え改良を加えていかないとユーザが付いてこないのでは?との危惧が...(^^;)ハハハ。
【最後におさらい。iQOS吸うまでの男の嗜み編】
- なにはともあれiQOSポケットチャージャーの充電。
スマホと一緒に毎日の充電を忘れずに! - 一回吸い終わったら必ずiQOSホルダーをiQOSポケットチャージャーに装填&充電。
充電してないiQOSホルダーはただの棒です。 - iQOSホルダーにヒートスティックを装填したらホルダー電源を2秒押し。
ヒートスティック装填しただけでは加熱されないただのきりたんぽです。 - すべて準備万端整ったら、ヒートスティックが加熱されるまで男は黙って20秒待ちましょう!
- 平均14回の吸引もしくは6分間の至福の時間をお楽しみください。
iqos.jp
カテゴリ: エンターテインメント, ライフスタイル