その昔、独身時代には虹橋の向こう側、箱庭の街で12年ほど暮らしていた。
移民当初はナニもない野原が広がる忘れられた街でしかなかった箱庭の街は、大規模商業施設が建ち並び、円球を抱える放送局も移転してきたりして、いつしか立派な東京の観光地に変貌を遂げたのだ。
そんな幾年月を目の前の水たまりのような海とともに重ねてきたボクであるが、週末ともなると新橋や銀座方面へ虹橋を越えて遠征したモノである。
そんな時によく通っていたのが新橋の『味の時計台』さん。
札幌ではここよりもっと美味しぃ〜札幌ラーメンのお店は多々あれど、都内では貴重な札幌ラーメンのチェーン店なのです(笑)
最近は札幌ラーメンの看板が無くとも美味しぃ〜味噌ラーメンのお店は多いンで、なかなか足を伸ばすことが無かったモノの、せっかく虎ノ門の職場にも戻ったことだし、たまにはいってみっか!と会社帰りに御入店(笑)
結婚以来なんでかれこれ9年ぶりくらいの御入店、なんか違和感なのです!?
写真の通りお店は左に白い『飛騨高山路』、隣が赤い『味の時計台』。白いほうはすき焼き、しゃぶしゃぶなお店のよう。
入口は別々ですが、中に入ると繋がっているのです......?
なにゆえ札幌ラーメンのお店と飛騨高山??なにやらヲトナな商売っ気の臭いを感じて少々不安になります...(^^;)ハハハ。
店内はこんな感じ。ちなみに写真の手前と奥のところで隣のお店と繋がってます(笑)
昔は1Fは狭くて、2Fが広々してた気がすんだけど1Fもけっこう広々です。昔は並んでましたが、今やもぉ〜すっかり落ち着いて食すことが可能です(笑)
こちらがメニュー!
やはり味噌ラーメン一択ですが、醤油も塩もございます。
10年くらい前、お客さんが日々押し寄せていた頃は、行く度にメニューやトッピングが増えて、複雑怪奇なメニュー構成でしたが、だいぶメニューも整理された模様。
変わり種では北海道っぽくジンギスカンラーメンなどもありました。
店内の作りが居酒屋っぽいのでやはりおつまみ系も。
こちらはテーブル席の調味料。おろしニンニクは入れ放題です(笑)
そして注文した味噌バターラーメン味玉トッピング。
味玉は堅すぎずユルすぎずのちょうど良い仕上がり。
チャーシューは炙り系。香ばしい味わいとなってございます。
麵は札幌ラーメンの基本!中細縮れ麺。
太くなくてもモチッとコシがあってちょうど良い按配です。
すぐ伸びないのがいぃ〜ですなぁ〜〜。
味噌スープはなんか再発見です。
昨今の濃いめの濃厚味噌ラーメンを食べ慣れてしまっているせいか、昔はこれでも味噌味がしっかりしてるなぁ〜と思いながら食べていたモノの、今になるとどちらかいうとあっさり系なのです。
あの金沢で愛した名店『麵屋大河』の繊細であるにもかかわらずちゃんと味噌の味がする、あのスープに似ています。
こちらは半チャーハン。チャーハンの具の基本のみで構成。
安心する味わいなのです。
気持ちタマゴ多めなのがうれしゅぅ〜ございます。
そして焼き餃子。
博多の餃子ほど小さくは無いモノの、ちょいと小さめのサイズ。
ちょっとニンニクニラが効いてます。
そんなこんなな味の時計台。
思いの外アッサリめの味だったんで、味噌ラーメンのバリエーションとして巡回ルートに加えてもいぃ〜感じなのございました(笑)