以前池袋で暮らしていた頃は全然知らなかったお店を開拓したいお年頃。
といっても、以前からあったのかもしれませんが、この夏池袋に復帰して初めて認識したのがこちらのお店。
うちの小春さんの散歩がてら池袋西口の公園をブラブラしている時に発見した謎の看板っ!?
なにせ『火星カレー』なのです。地球ではない火星のカレーなのです!?
全くもって意味がわかりません。
そんな摩訶不思議すぎる店名のインパクトに怯えながらも日に日に興味が沸いてくる謎のお店、『火星カレー』さんについに潜入したのですっ!?
『前略、こんいちは火星カレーです。』とご丁寧に挨拶されても怪しさいっぱいの店名にとらわれている身としては、そんな説明書き書かれたところで全く頭に入ってきません(笑)
ただ、カレーのメニューに目を向けると火星は置いておいて、とりだの豚だの牛だの普通のカレーのお肉にマジって馬だの鹿だの羊だの?
羊はまぁ〜インドカレー系では定番としても鹿ってなによっ!?と。
そして、ここが地球から火星への異次元トンネル、架け橋でございます。
店内はカウンターを中心にテーブル席が少々。
こんな摩訶不思議な店名なのに、けっこうお客さんが入っているのにビックリ!?
注文は食券制ということで、券売機で買い求めます。
がっ!?先ほどの鹿だの馬だのに加えて、鴨だのカンガルー????
なにやらやたらとジビエな品揃えのカレーメニューなのでございますっ!?
もぉ〜いったいなにを注文したらよいのか頭の中が真っ白なのです。
とりあえずこちらのお肉が乗った感じの写真を眺めながら、せっかくなんでとり・豚・牛といった普通のヤツは置いておいて、ジビエ的メニューから喰えそうなお肉をチョイス!
また、お肉のチョイス以外にこんな感じで豆とか草とかトッピングが技ありなんだそぉ〜です。
もぉ〜なにからなにまで普通のカレー屋さんとは違う火星なカレー屋さんなのですっ!?
とりあえず食券を渡して、カウンターの目の前を観るとこれまた不思議な紅ショウガ。
千切りではなくみじん切りになっております。これをカレーにかけるとまたさらに火星なんだそうでございます...(^^;)ハハハ。
そんなこんなで、この日初めての火星カレーさんで注文したのがこちらの鴨草チーズカレー!
これ初めてにしては正解でしょっ!
見た目からして絶対旨いヤツですっ!!
ライスの上にカレーがのって、その上に具、さらにチーズと階層的な仕上がりになってます。
チーズはバーナーで焦げ目が付くまで炙られておりました。
こちらは鴨肉。鴨肉はそば屋で普通に鴨南蛮とか食うんで食べ慣れてるお肉。
ヘタレました...(^^;)ハハハ。
風変わりといえば、こちらのスプーンも変わってます。
こんな感じで細長い造り。喰えるンか?と思いましたが、意外や意外かなり食べやすいのです。これでも。
鴨草チーズカレーはこんな感じで階層的になってます。
鴨の弾力のある憎々しい旨味もそうですが、草のバター焼きのまろやかさに、この火星カレーのなんとも形容しがたい旨味の塊が口と舌を地球の向こうの火星まで連れて行ってくださいます。
これめっちゃ旨いカレー!
そして、少々食べ進めた後で先ほどの紅ショウガのみじん切りをトッピング!
これでちょっと酸味が増して、さらに口に運ぶスピードがましまします。
気がつくとあ゛っ!?という間に食べ終えてしまいました。
これなら大盛りにすればよかったかなぁ〜と...(^^;)ハハハ。
そんなこんなで火星カレー初体験を無事に終えたボクは、その魅力的な味わいが忘れられず、日をおかずして再度訪れたのでございました。
今度こそ、そんじょそこらのカレー屋さんでは喰えない肉を食ってやるっ!!と意気込んで望んだ今回注文したのは鹿豚豆カレー!
すいません、鹿肉をチョイスしたのはいいものの、ヘタレて保険で豚肉をトッピングしてしまいました...(^^;)ハハハ。
そしてこちらが、エゾシカの肉をマスター特製の調理法で仕上げたエゾシカの肉!
一体どんな味がするんだ?と恐る恐る口にしてみると、なんとも全然臭みは無く、脂身のない上等な赤身肉といった感じです。
これならば全然問題ない!
こちらの豚は和風出汁で煮込んだチャーシューの炙りのようで、らーめん屋さんでいただく旨いチャーシューといった感じ。これ旨いヤツです。この仕上げで外すわけがない!!
さらにはいろとりどりの豆豆豆。このまめまめしさ加減がさっぱり感を増してくれます。
全体的に豚をトッピングしちゃったんで肉のバランスが悪くなってしまいましたが、エゾシカのお肉なかなか他では食べる機会が無いと思うんで、貴重です!
といったジビエな火星カレーさん。ちょいと特徴のあるメニュー構成ですが、そのカレーの味は他にはない唯一無二の絶対的美味しさのカレーなのでございます!!