ほぼ月二状態な本郷詣でのランチ模様(笑)
これをアップする頃にはすでに時期遅しな感が否めないのが申し訳ないところではございますが、この日はまだ7月中旬の頃合いでございます。
個人的にはこれまでなんの縁も所縁も無かった東大本郷キャンパス。
そこにそびえ立つ安田講堂ともなると、個人的にはとても興味ある建物なのです。
世代的にも、全く重なることも影響を受けることも無い世代ですが、ここは1969年1月安田講堂事件の舞台となった場所。
籠城する全共闘と排除しようとする機動隊の篭城戦が行われた場所なのです。
まだボクはこの世に生を受けていない頃合いであるにも関わらず、大学生になり上京して以来、ボクは1960年以降の学生運動に興味を持ち、浅間山荘事件、その後の連合赤軍事件が明るみに出るまでの期間の出来事を理解したく、貪るように当時に関する書物を読みまくったのです。
学生運動もすっかり市民の関心が無くなり、世は軽薄短小の時代、ボクはどちらかというと新人類の後の世代になるかと思いますが、そんな時代に青い春を過ごしたモノとして、なぜあの時代にあのような若人の行動原理が働いたのか理解できず、少しでもその時代の空気に触れてみたくて読み漁ったのかもしれません。
ということで、そんな最大の事件の舞台である安田講堂の中に入ることになろうとは。
それは思いもよらない形で降ってわいてきたのです。
なんと、安田講堂の地下には中央食堂なるものがあり、そんな中央食堂がリニューアル工事のため8月から年度いっぱい休業するというのです!?
ほぼ月二で本郷詣でな昨今、本郷ランチを開拓中の我々としてはこれは是非とも足を向けないわけにはいきませんっ!!
ということで、とんでもない方面から安田講堂の中に入ることになったのです(笑)
地下に入ると、目の前にはショーケースに入った本日のメニューがズラリ。
さすが日本最高学府の食堂っ!?
和洋中、果ては関東関西とデパートの食堂以上のメニューの目白押しなのでございます。
これは迷うわ...(^^;)ハハハ。
メニューがなかなか決まらず、目が回ってきたんで、気を取り直しに食堂を上からパシャリ(笑)
あの膨大なメニューの中からなんとか選んで、それからレジで食券を買い求めます。
食券を持って受取窓口をウロウロ。
あんだけメニューがあるンで、受取口も広いのです。
どこになにがあるのかサッパリ解らんっ!?
この日は麺類が行列で、定食はガラガラ。
テーブルスペースはかなり広々。
なんかあの安田講堂の腹の中にいると思うと、なんとも感慨深いモノがあります。
ここに当時の学生が立て籠もってたんだよなぁ〜。このヘンも当然のことながら何十にもバリケード封鎖とかされてたんだろうなぁ〜と...(遠い目)。
この日ボクが頼んだのは和定食。
ご飯は筍ご飯、汁物は豚汁。
おかずは揚げ出し豆腐にさわらの煮付け、それとひじきの煮物。
これだけしっかりと和食づくしでワンコインとチョイ程度。
さすが学食ですなぁ〜。
これは是非通わねばっ!と思っても、すでに遅し。
こんなステキな食堂が年度末までリニューアル工事とは......もっと早く気付いていればよかったと後の祭りなのでございます...(T^T)涙。