今年も最後のエントリー。
この一年はプライベートの趣味の面ではこれまでとは明らかに違う新たな趣味を開拓してしまった一年と相成りました。
物心付いた頃から一人前の活字少年として日々スクスクと成長し、青い春を迎えて社会人となる頃には、立派な活字中毒患者として世間様の片隅で密やかに過ごさせていただき、気が付けばこのまま活字の世界の妄想の中で余生を過ごす活字オッサンとして暮らして行くのみではあるまいかと思っていたところ、ついに『活字』以外の分野に興味が目覚めてしまった一年なのです。
そもそもまだ青い春を謳歌していた桃色少年の頃合いから、いずれオッサンになったらこの道を!と心に決めていたのが、将棋、盆栽、写真。
いずれも当時自分の親爺様がハマっていたモノである。
まだ洟垂れ小僧だった頃は、そんな親爺様の趣味に対してオッサン臭さ以外の何モノも感じていなかったのが、成長するにつれてこれは男子の趣味として実はなかなかイケているモノなのでは無いのだろうか?と思うようになっていったのです。
それと、音楽ではJAZZ。これはこれで、実は今年充分ハマった分野なのですが、また別の機会に。
そんな中から、充分にオッサンの域にハマっている今のボクとしては、その中から新たな趣味を見出すのにはなんの躊躇も無かったのです。
まず昨年までと明らかな違いは、この一年のブログのエントリーを振り返ると、本に関するエントリーが一つも無いっ!?
加えてこの一年、読了本の管理を全くしてきませんでした。
かといって、全く本を読まなかったわけでは無く、読了した本はおそらく例年とさほど変わっていないはず。
ただ、その分野が非常に特定していたことは確かです。
それは昨年のこちらのエントリーの通り、
ついにカメラを手にしてしまい、写真に目覚めてしまったこと。
昨年の秋から日に日に募るカメラへの想い。
昨年の夏に金沢から池袋に戻り、自分のアイデンティティがフワフワしている中、金沢時代になんでもっとちゃんとした写真を撮っておかなかったんだろう?と。あんなにフォトジェニックな街の光景をiPhoneのカメラでしか残しておかなかったことに後悔の念が募る一方だったのです...(^^;)ハハハ。
そんなこともあり、ボーナスでうちの相方さんを拝み倒して手に入れたOLYMPUS PEN-F。
これがカメラ沼、レンズ沼への第一歩でございました......。
なにかに興味を持ち出すと、とにかく気のすむまで調べまくらないと気がすまないボクは、その後カメラや写真に関する実用本だの、専門書だの、エッセイだのさらには当然の如く写真史に名を残すカメラマンの写真集だの、手当たり次第に『活字』を追い求めたのです。それはカメラが生み出す写真という『画』の成り立ち・仕組みや『画』が人間にもたらす情緒的な反応を理解するためにボクにとっては必要なインプットだったのです。
でも、そうやって情報を吸収すればするほど実物を手に取って試してみたくなるのも本来のガジェッター気質の本分でもありまして...(^^;)ハハハ。
せっかくのデジタル一眼のPEN-F以外にも、普段使いすることになるFUJIFILM X100Fだの(笑)
この頃には明確に自分の嗜好も把握できるようになってきており、やはり四角いカメラが好きなんだなぁ〜と。
一眼レフの形ではなく、ボクがイメージするカメラは昔ながらのレンジファインダー機の形なのだと。
すると現在に繋がる35mmフィルムカメラの歴史を紐解くことになるのが、活字中毒患者の悪いクセでもありまして、当然のことながら35mmフィルムカメラの祖、ドイツのLeicaに辿り着くのです。
昨年末にカメラ!カメラ!!と騒いでいた時にはフィルムカメラなんて想定もしていなかったのが、Leica M4を手にするようになり。
フィルムカメラの奥深さにまた一歩足を踏み入れてしまう事態に......。
これで、やっぱりフィルムは面倒くさい!ということだったらまだ救われたのかもしれませんが、弄くる部分が多ければ多いほど萌え滾ってしまうのがガジェッターの悪いクセでもありまして...(^^;)ハハハ。
そこから先は、古いカメラボディには同時代のオールドレンズかと、いわゆるレンズ沼に墜ちていくのにさほど時間はかかりませんでした...(T^T)涙。
でも、フィルムカメラはフィルムカメラで電池いらずの完全機械式カメラで満足するかというと、次にはやはりフィルムカメラも絞り優先AEとかあったほうがいいよね?とか、カラーネガフィルムだけじゃなく、モノクロフィルムや、リバーサルフィルムを使って撮ってみたいよね?そろそろ??とか、もぉ〜興味が尽きるどころの騒ぎでは無いのです。
お陰様でこの一年、この趣味に飽きるという瞬間はこれっぽっちも無く、来年もまだまだこの『画』の追求にはハァ〜ハァ〜していそうな今日この頃です(笑)
そんなこんなで、今年一年お世話になりましたm(._.)m
来年もこんな駄文にお付き合いいただける、奇特な貴兄のご愛顧をよろしくお願いいたします。