先日のリバーサルフィルムの撮影結果は結構ショックで。
やっぱり露出って難しいモノなのね。と。
自分の作風とかいうまでレベル上がっているなら、自分なりの露出で撮影するっていうのもアリなんだろうけど、なにせまだまだ初心者もいいところなボクの腕前では『露出失敗』にしかならないわけで...(^^;)ハハハ。
だったら、露出をカメラに任せてしまったらどういう写りになるのだろうか?と。
Leica M、Lマウントのレンズが使えるAE機能搭載の中古フィルムカメラを物色したのです。
そんななかの一台がこちらの今は無きKONICAのHEXAR RF!
当時なかなか新型のLeica M7を発表しないLeicaに対して、このHEXAR RFがOEMでLeica M7としてでてくるんじゃないか?とまで言われたほど、Leica的な設計で作られたHEXAR RF。
でも、発売のタイミングが悪かったのか、この世紀の変わり目とともにカメラの世界は一気にデジタル化に進み、当時のレンジファインダーカメラとしては本家のLeica M型の性能を凌ぐモノだったにも関わらず、数年後にはヒッソリと販売を終了してしまったという悲運のカメラ。それがKONICA HEXAR RFなのです。
外観はちょっとスッキリしたLeica Mという感じ。
距離計の右に『HEXAR RF』と『KONICA』ではなく製品名が入ってます。
横はこんな感じ。
背面はファインダ窓以外はスッキリ。
軍艦部はまるデジタルカメラのようなダイヤル配置。
このHEXAR RFの特徴の一つがフィルム自動巻揚げなのです。
なので、フィルム巻き上げのレバーがないんですね。
底面は電池室と三脚ネジ穴のみ。
手持ちのM4と比べるとこんな感じ。
1960年代後半に発売されたM4と1990年代末に発売されたHEXAR RFには約30年の時間の流れがあるンで、若干のデザインの差異はあるモノの、基本的にHEXAR RFはM型Leicaのデザインを踏襲しているといえると思います。
上からみるとHEXAR RFのほうが若干M4よりも大きいですね。
高さもHEXAR RFの方が数ミリ高くなってます。
AE機能が付いているHEXAR RFは当然のことながら電池が無いと動きません。
完全機械式のフィルムカメラと違い、この電源系の故障が起きると修理が難しいのがこの時代の電池式フィルムカメラですが、今回はしかりOH済みのモノを選びました。
電池はCR2タイプの電池を2つ使用します。
電池室の蓋を開けて電池をセットします。
+側を奥にして2つ挿入します。
レンズはとりあえず最初なんで機動性を重視して沈胴式のElmar50mm f2.8を装着。
沈胴式レンズを付けるだけでクラシカルな雰囲気になりますね(笑)
フィルムは道具箱に入っていたLomographyのネガティブ400のフィルムを。
フィルム装填はボディ左の裏蓋開閉ボタンを回転させて裏蓋をまずは開けます。
こんな感じで裏蓋を開きます。
フィルムのパトローネを左にセットして、フィルムを右側に。
なんかしっかりとハマってくるのか不安になりますが、ある程度引き延ばしたら裏蓋を閉めます。
ボディ裏の左側にはパトローネのフィルム情報が除ける窓が。
上部のフィルムカウンターが0表示になれば準備完了!
さてさて、まずはどこに試し撮りに行ってみますかねぇ〜。