Leicaレンジファインダーの弱点の一つが接写。
距離計を使用したピント合わせがレンジファインダーの特徴ではあるモノの、どぉ〜してもそのおかげで最短撮影距離が50cmから100cmとテーブルフォトはほぼ不可能!ということになってしまうのです...(; ;)ハラリ。
がっ!?昔々のその昔からその弱点を克服しようとLeitz社は迸る開発魂で距離計連動の接写リングであるバルナック型用もNOOKYだの、M型用のSOMKYだのといった接写リングアダプタを開発してきたのです。
そのメカメカしい佇まいからボクの様な人間はハァ〜ハァ〜してしまうのですが、レンジファインダーの他にライブビューも兼ね備えたLeica M TYP240だったら、そんなゴチャゴチャしたモン付けずとももっとスマートに接写可能なのではないか?と。
そう!Leica M TYP240をデジタルLeicaとしてではなく、デジタルミラーレスカメラに貶めることになんの疑念も後ろめたさも感じずにLeica教に唾を吐くような行為をも恐れないガリレオ・ガリレイのような不屈の闘志さえ併せ持てば、マウントアダプターの世界が広がってくるのです!!<注:もぉ〜かなり重傷です...(^^;)ハハハ。
で、いろいろと探してみるとLeica純正の接写リングアダプタもあれば、より格安なモノも各種ございまして。
そんな中からどうせ常用ではないんで一番お安めなK&F Concept レンズマウントアダプター KF-MM8/10 (ライカMマウント接写リングセット) 8mm / 10mmをゲットン!!!
しかし、最近のLeica社は孤高の存在であり続けるのもさることながら、多少は下々の庶民に阿るくらいの柔軟さも併せ持っているようで、M型の存在意義を否定するかのような、接写リングアダプタの純正品を販売しているようですが、庶民に阿っているくせにその価格は充分ブルジョアを対象としか考えていない強気な価格設定なのでございます...(^^;)ハハハ。
なので庶民は庶民なりにこちらのK&F CONCEPTさんのKF-MM8/10 接写リングアダプタ!
パッケージを開けると接写リングアダプタはこんな感じで佇んでいらっしゃいます。
このパッケージは8mmと10mmの2つの接写リングアダプタのセットとなっているのです。
2mmの差がいかほどなものか?付ければわかるさっ!!
とその辺の違いもよくわからずに2つセットならそれでいいじゃんとポチッてしまいました...(^^;)ハハハ。
すでに外付けEVFを付けてしまった時点で、M型ライカとしての尊厳を充分に奪っている我が家のM TYP240ですが...(^^;)ハハハ。
ボディにElmar50mm f2.8をそのまま付けた状態がこんな感じです。
通常のマウントアダプターと同様にレンズとアダプターを合体させます。
NOOKYとかSOMKYのように沈胴状態で!とかいうお作法はいりません。
そのまま素直に装着させましょう!
こちらはElmarの鏡胴を伸ばした状態。
そしてElmar50mm f2.8+K&F CONCEPT KF-MM8をM TYP240に装着です!
どぉ〜ですこの数多のミラーレス一眼でオールドレンズを嗜んでいるかのような佇まい!
M型ライカを冒涜しているとしか思えませんっ!!(爆)
この写真はちと解り辛いと思いますが、何をしているかというと左側からノーマル状態のElmar 50mm f2.8で、右下のレンズキャップにピントを合わせております。一生懸命に(笑)
Elmar 50mm f2.8は最短撮影距離が1mなんで、小物を撮影しようとしてもこれくらい距離が離れていないと撮影できないのです。
なので、テーブルフォトなどという小洒落たモノは無理なのです。
この弱点を解消しようとLeitz社の職人さんが開発したのがSOMKYで、SOMKYをElmarやSummicronに装着するとこの1mのほぼ半分である45cmくらいまで接写できるようになりました。
それくらいだと料理の写真くらいであれば充分な接写距離が確保できると。
しかし世はすでにデジタル時代。M TYP240だって見方を変えればフルサイズのミラーレス一眼カメラなのです!<嗚呼...神を神とも思わない恐るべき冒涜でございます(-人-)合掌。
SOMKYを装着したメカメカしさも個人的にはかなりハァ〜ハァ〜ですが、もっと簡単に接写可能にしてしまうのが接写リングアダプタ...(^^;)ハハハ。
これをElmar 50mm f2.8に装着するとここまで寄れてしまうのです。
これは8mmを装着してるんで、10mmだともっと寄れるということになります。
で、どんなより具合かというとやはり試し撮りは我が家のフォトジェニックなうちの小春さんにご登場願いましょう!
鼻にピント合わせたつもりが、ちと前後してしまいピントが甘くなってますがこんな感じに寄れてしまうのです。
鼻を横から。
接写が苦手というか出来ないという先入観というか、M型ライカの仕様が頭に刷り込まれているんで、ここまで寄れてしまうというのが最初のうちは不思議に感じます。
お休み中のうちの小豆さんにも寄り。
嗚呼ぁ〜PEN-Fももう売り払ってしまいましたが、これで充分対応できるではないですか!
目の前でカタカタ五月蠅くしてたんで、なんぢゃそれ?と小豆さんから近寄ってまいりました(笑)
別日にトリミングから戻ってきたうちの小春さんにも寄り!
そんなこんななK&F Concept レンズマウントアダプター KF-MM8/10 (ライカMマウント接写リングセット)ですが、本家Leicaの純正に比べて格安な上にさらに寄れる逸品です!
デジタルライカをミラーレス一眼に貶めることに抵抗の無い貴兄にはオススメです!
けっこう幅が広がりますよ......プププッ.
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