今年早いうちに手に入れていたLeica ⅢfにElmar 50mm f3.5。
もぉ〜けっこうボロボロなElmar爺さんだったんで、レンズフードを用意してあげないとまともに写らなンのではなかろうか?
と購入当初は思っていたのだが、実際使い出すと破綻もなくなかなか味わい深い写り具合なElmar爺さんだったんで、いつの間にかElmar用のレンズフードを探すのを忘れていたのである...(^^;)ハハハ。
今年の夏はなにか散財する妖精が取り憑いたかの様にレンズだのアクセサリーだの買い漁ってしまい、カメラのおもちゃ箱からあふれ出す様な有様になっていたので、秋になり少々冷静さを取り戻したボクは使うことも無いかなぁ〜と思われるモノを整理して、月に一度の買取詣でを繰り返すようになったのである。
しかし、身軽になればなったで、小銭も手にするとまたムズムズし出すのも沼の住民の恐ろしいところで、ついつい新宿界隈の中古カメラ屋を廻っているうちに、気がつくとElmar 50mm f3.5用のレンズフードであるLeitz VALOOが手の中にっ!?
Elmar 50mm f3.5のレンズフードというと通常はFISONなワケですが、Elmar 50mm f3.5の絞りは構造上レンズ面の周囲を回して開けたり閉めたりするんで、FISONを被せてしまうとその絞りレバーが奥まってしまい、操作がし辛くなってしまう欠点がアリ...。
その欠点を克服するモノとして使用可能なのが、本来Elmar 50mm f3.5を引き伸ばし機に取り付ける時用のレンズフードであるこのVALOO!
VALOO自体に絞り値が印字されており。
ちなみに、Elmar 50mm f3.5へは右の出っ張りのネジで留めるだけという荒技でして...(^^;)ハハハ。
このVALOOもなかなか歴史が刻まれております。
E.LEITZ WETZLARのロゴが格好いい。
VALOO正面からみたところ。
内側のスリットのようなすき間の部分にElmar 50mm f3.5の絞りレバーを合わせてはめ込む仕様となっているのです。
ちなみにこちらが手持ちのこれまたけっこう年季の入っているElmar爺さん。
いま、ちょうどf3.5の位置にある絞りレバーをVALOOの内側のスリットに合わせる感じで。
こんな風に合体するのです!
合体させたら横に突き出ているネジでしっかりと留めます。
いま、f3.5の位置に絞りが設定されているんで、VALOOの絞り指標もf3.5の位置になっています。
このVALOOの絞り環を回すことで、Elmar 50mm f3.5の絞りも変わっていくというアナログだけど、Elmar使いには他に換えられない機能を提供してくれるのです。
ちなみにLeica Ⅲfに装着するとこんな感じに。
クラシック感が増し増していらっしゃいます。
横から見るとこんな感じに。
これ、けしてフードを逆に付けているわけではないですよ?
これが正解なのです。
なんか仁丹の匂いがしてきそうな佇まいですなぁ...(^^;)ハハハ。
ちなみにこのElmar 50mm f3.5と同様のフィルター径をもつレンズにElmar 35mm f3.5というレンズもあり。
これまたかなりのお爺ちゃんレンズで80年ものですが、最近このレンズがお気に入りなのです。とくにモノクロで撮るのがよろし!
同じ形ならElmar 35mm f3.5にもVALOO付くんじゃね?と。
案の定、ちゃんと付くんですよね。同じ径だけに...(^^;)ハハハ。
横からみてもこっちだとよりスマートだし。
これいぃ〜じゃん!いけるじゃん!!と思って喜び勇んで外に出たのは良いのですが、さすがに50mmに比べて35mmは広角になるんで、若干四隅がフードでケラれます...(^^;)ハハハ。
モノクロで撮る分にはなんかそれはそれでいぃ〜ンですけど(笑)