ここのところ神保町詣でをする度に様子を窺いに粋ながらもそのお店の前の行列に心砕かれ、他の店でお茶を濁させていたお店『キッチン南海 神保町店』。
この日もお店の前は御覧の通りのオジサンの列。
おそらく30オーバーのオジサン率は95%を越えると思われます。
そんなこれまでボクの心を折ってきた行列にもめげずに、この日は万全のモチベーションで迎えたため並ぶのですっ!
行列が進み、入口付近まで進出したところで心折られるお知らせが......。
『ひらめ 売り切れました』
.........ひらめフライ.........喰いたかったのに.........。
つくづくこのキッチン南海 神保町店とボクは縁が無いなと思いつつも、さてさてひらめ亡き後なににしようか?とメニューを凝視しながら思案です。
キッチン南海といえば、黒いスパイシーなカレー。
普通だったらカツカレーを頼むところ、この週は作りすぎたカレーの処理で毎晩夕飯は家でカレーだったのです...(^^;)ハハハ。
おやおや?元祖カツカレーとな?
元祖カツカレーといえば銀座グリルスイスでは無かったのかっ!?!?
結果、行列待ちしても10分程度で店内入店です。
この日店内は100%オジサンでごった返しておりました...(^^;)ハハハ。
やっぱりこの手の洋食というかグリル系は昭和の洋食で育ったオジサンがノスタルジー味わいたさに訪れるお店なんでしょうか??
テーブルの調味料はこんな感じ。
やっぱりごましおははずせませんっ!!(笑)
また、ソースにごまドレッシングとカレー用の福神漬けも。
そしてひらめ亡き後、この日注文したのがこちらのイカフライしょうが焼きライス!
なんだこのてんこ盛り状態!?
駒場店とも東池袋店とも違うこんもりと山のような盛具合なのでございます。
まずは箸を付ける前の前準備としてご飯にごましおをふりかけます(笑)
こちらがイカフライしょうが焼き。
中央部に山のようなキャベツの千切り。
その周りの裾野に侍らすかのように具材が散りばめられております。
このイカの切り身の太さっ!?
カリッ、カスゥゥゥと歯が通っていくほどの柔らかさ。
南海独特のフライの衣のクリスピーな風味にイカエキスが交わり、これで食欲が進まないワケがございません。
そしてキッチン南海といえば、どこのお店で食べても同じ味わいの安定のしょうが焼き!
この安定感はスゴいですよね。この生姜多めな味がごましおご飯とよく合います。
そして他店の何階では出会ったことなかった付け合わせのサラダスパゲティ。
なんでしょこの色?ケチャマヨなのかな??
しょうがだのソースだのでとがった味わいの中、口中にマイルドな味わいが広がります。
そして、フライの油だの、イカエキスだの肉汁だのゴマドレだのこのお皿のあらゆるエキスを吸い込んだ残りのキャベツ!
これがなんとも絶品!!
このキャベツのためにこの一皿を食べたのではないかというほどの満足できる逸品なのですっ!!
他店では幾度となく食べてきたキッチン南海ですが、ここ神保町店でキッチン南海の真髄を味わえたような気がします割あ゛っ!?