都内に残る最後の都電といえば荒川線。
なにを思ったか、2017年4月に愛称募集をした結果『東京さくらトラム』というなんともユルい名称に決定し、以来東京都交通局はこの愛称を広めるべくなにかとさくらトラムという愛称でメディアに名打ったワケですが、個人的には一度もこの愛称で呼んだことはございません...(^^;)ハハハ。
そんなこんなでかれこれ3年半も過ぎた2020年の秋口に、とうとう交通局も都電荒川線の正式名称でリリースを打ったっ!?とかいうネット記事をお見かけし、そういえば沿線では無いモノの大塚駅前電停やら東池袋電停やら鬼子母神前電停やらと乗りにくくはない池袋で生活を営む住民として、一度は都電荒川線沿線を踏破しておかねばなるまいなぁ〜と、思いつき企画が発動したのです(笑)
目指すは大塚駅前電停!
ここからまずは東の端の三ノ輪橋へ向かいます。
三ノ輪橋の降車ホームの先には三ノ輪橋広場。
なんか三ノ輪橋に来たの久々ですなぁ〜。
広場には見稲荷大明神というお稲荷さんが鎮座坐して在らせられました。
もう、この広場そのものが戦後昭和なテーマパークなので公衆トイレも木造風です(笑)
昭和レトロと言えば欠かせないのがホーロー看板。
大村崑・松山容子と来たら、由美かおるが無いのが残念っ!!
広場をブラブラしていたら、先ほど乗ってきた車両が乗車ホームに入ってました。
三ノ輪橋といえばこちらのアーケード街『JOYFULL MINOWA』に行かないわけにはイキませんっ!!
でも、まだ朝の8時前なんでせっかくのアーケード街もまだ全然目覚めておりません...(^^;)ハハハ。
そんな目覚め前の商店街の楽しみと言えばシャッター芸術!
こちらの都電屋さんでは絵日記のような都電の姿が描かれておりました。
そういえば中井精也さんのゆる鉄画廊ってホント商店街の並びにあるんですねぇ。
活気ある商店街はもちろん大通り沿いの賑々しいお店を見て回るのも面白いんですが、通りから左右に伸びる脇路地に入り込むのも面白いですよねぇ。
まだまだ昭和の残滓が残っている脇路地が多いJOYFULL MINOWAでございます。
中にはサイバーパンクな光景もっ!?
そんなこんなしているうちにJOYFULL MINOWAメイン通りは終点です。
荒川一中前電停側の入口がT字になってるんですが、そこに『中島弁財天』の幟があったんで向かってみると、なんともこじんまりした佇まい。
伊勢亀山藩の下屋敷の池の中の島にあった弁財天だからミニマムなんですねぇ。
こちらが荒川一中前電停側のJOYFULL MINOWAの入口。以前はこちらから入っていきましたね。
荒川一中前電停の踏切を渡り、線路沿いに進んでみます。
すると線路沿いになかなかの狭小住宅っ!?
この鋭角的な三角のデッドスペース、どんな使い方してるんだろか?
荒川区役所前あたりでちょっと天気が怪しくなってきました。
あさ家を出たときは日の出直後で薄明かりが出てたんですが、このああたりからポツポツと雨が降ってきました...(; ;)ハラリ。
カメラを濡れないようにハンカチで巻きながら歩いていると、なかなか明示的なレンガの門構え。
こちらは三河島水再生センターということです。
その奥の方には向かしながらの雰囲気を持つレンガの建物。
こちらは旧三河島汚水処分場喞筒場施設ということらしく、普段は敷地内に入って見学とか出来るのかな?
日本最古の近代下水処理場の遺構で、国の重要文化財なのだそうです。
もう、ポツポツどころかパラパラ降り出してけっこうヤバい感じに...(^^;)ハハハ。
でも切りのいいところまで行っておきたいなぁ〜と荒川二丁目電停はそのまま通り過ぎます(笑)
次の荒川七丁目電停に向かう途中に蔵のある家を見かけました。
流石に傘無いと無理でしょ?というくらいに本降り近くなってきましたので、小走りで荒川七丁目電停を通過です...(^^;)ハハハ。
ちょいと駆け出しながら町屋駅前電停まで。
髪もずぶ濡れでこれ以上は無理だということで、今回はこの辺で。
都電荒川線は早稲田までまだまだ電停が続くので、これはシリーズ化しないわけにはいかないですなぁ〜。