大学時代と就職後の寮生活の80年代末から90年代前半にかけては、乗換駅が新宿だったため、ラーメンを食べに出かけるときはほとんど新宿詣でございました。
当時よく行ったのは味源、桂花、天下一品、ザボン。
桂花も天下一品も今でこそ並ぶこともなく入れる一般的なチェーン店というほど街に馴染んだらーめん屋ですが、当時は開店前から行列の出来るお店だったり。
味源やザボンはすでに閉店しており、当時の味は記憶の中.........。
そんな20歳前後の記憶の中に鎮座坐して在らせられていたザボンさんが、なんと神保町で営業していらっしゃると聞き、居ても立ってもいられず神保町に向かったのです!
場所は神保町駅A2出口から地上に上がり、徒歩1〜2分といった所。
なんか、懐かしさで色んなことがこみ上げて来てうっすら涙で目が霞みます...(T^T)涙。
この一角、交差点の四つ角の三方をらーめん屋が占めるというなかなかの激戦区...(^^;)ハハハ。
手前のザボンさんはもとより、その奧は焦がし味噌たんめんの一向さん、斜め向かいは用心棒さんというラインナップになっております。
焦がし味噌たんめんにかなり力強く後ろ髪を引かれたのですが、今回は懐かしきザボンの味を堪能するのだっ!と誘惑を振り払い、再びお店の前へ!!
ですよねぇ〜新宿にお店あったンですよねぇ。新宿といっても西武新宿駅の方が近かったと記憶しておりますが(笑)
入店すると、入口に券売機が。
なんか味噌味とかもやってるんですね?当時は味噌は無かったと記憶しております。
店内はL字カウンターと右の壁ぎわに一列のカウンターがございます。
調味料は胡椒にきざみニンニクと豆板醤。
待つこと数分。
やってまいりました!四半世紀以上ぶりのザボンラーメン醤油とのご対面でございます\(^O^)/
具は、トッピングの味玉に、もやしのほかにザボンラーメンの特徴でもあるキャベツに揚げ玉ねぎと万能ねぎがふりかけられてます。
しっかりと味の染みこんだトロトロのチャーシュー。
なんか、当時ハマったのは桂花の太肉麵同様にキャベツとトロトロチャーシューが好きだったからかもしれません。
麺は細ストレート麵。しっかりとコシもある麺でございます。
スープは豚骨醤油スープ。
豚骨といっても臭みがなく、さっぱりしているのが特徴です。
当時まだ世間知らずだった豚骨初心者だったボクとしては、このあっさりした味わいがちょうど良かったのかもしれません。
麺を半分ほどいただいたところで、きざみニンニクと豆板醤を投入して味変ですっ!
これでコクとパンチが増し増します!!
四半世紀以上ぶりともなるとかなりの久々加減ですが、やはり美しき思い出はそのままにしておいた方が良い面もありますねぇ。
当時はすっげぇ〜旨いと思って食べてたんですが、あれから数十年、都内のラーメンも様々な進化を遂げており、今となっては不味くは無いけど普通の一杯感は否めません。
でも、歳を取るとあの味をまた味わいたいなぁ〜ということが多々あるので、またそんな思いが沸いてきたら再訪したいと思います。