フィルムにハマってしばらくフィルムカメラばかり持ち歩いていると、ある日突然フルオートのお手軽さにハマってみたい!と振り幅が広すぎるボクなのです。
そんな時にはLeica Q。
もう3年も前の機種ですが、フルサイズコンパクトデジカメとしてはいまだに最新コンパクトデジカメと肩を並べられるモンスター。
それはSummilux 28mm f1.7という大口径レンズの描写力もさることながら、Leica MAESTRO2のいかにもLeicaと唸らせるセンサーの表現力と、なによりこれほんとにLeicaのカメラなの?と疑わざるを得ないAFの速度によるモノかと。
35mmカメラの歴史を作り上げてきたLeicaのバックグラウンドなんて興味もなく、レンズなんていっぱいあって面倒くさい!Leicaな雰囲気が楽しめれば良い!という貴兄にはこれほどコスパの高いLeicaのカメラはないのではなかろうか?
そんなLeica Qで初めて撮ったのがこちら。
とりあえずバッテリーを入れて、日時設定だけ済ませてあとはなんの設定もする前に脇にあったテーブルをパ写リ。
でもこれだけだけの表現力なのです。
なんなんだろ?このステンレスボトルの描写力!?
こんなシャッターボタン押すだけでこんなん撮れるっておかしくない?と。
いつもの如く、我が家のフォトジェニック小春さんで試し撮り(笑)
ちと毛が伸びてきてブサ面になりつつありますが...(^^;)ハハハ。
近接撮影に弱いLeicaのカメラのイメージがありますが、このLeica Qはマクロモードがり、レンズリングの一番元の部分をちと回すとマクロモードへ移行。
17cmまで寄ることが可能になります。
カメラを向けるととりあえず嫌がるうちの小豆さん...(^^;)ハハハ。
ビックリ目になっております。
でも、寄れるだけ寄っちゃうよぉ〜〜〜!
職場からの帰りしな、日比谷公園で。
小噴水まわりの花壇。ボケは控えめに。
夕方暗めな光模様だったんで、露出補正でオーバー気味に。
パインツリーの葉の一枚一枚が鋭角的に描写されます。
夕焼けどきの日比谷ミッドタウン。
そういえば、いまだにいったことないな?
日比谷にいられるうちにいける機会はあるのだろうか?(笑)
ビルに写った夕焼け雲もしっかりと移し込みます。
ホントはもっとオレンジがかってるんですけどね。
日比谷公園北側にある日比谷サロー。
このTUKTUKが何気に可愛い(笑)
TUKTUKのテカリ具合がたまりません。
ツツジをマクロで。
夕暮れ時の日比谷パレスの照明をたよりに写してみるとこんなに明るく写ります。
AF、AEの賜ですが......。
実際に自分の目で見ている光はこの程度なんですよ。露出補正でだいぶアンダーにしてます。
この辺のデジタルならではの自動補正をどう考えるかでしょうねぇ。
暗くても明るく写って便利!と思うか、実際と違う!と思うか。
ボクはできるだけ自分の見た目に近い描写を残したいと思うのです。
とにかく、めんどうな設定無しでもAFにしてシャッターボタンを押すだけでLeicaな写真を撮れてしまうLeica Q。
なんでもカメラでこなしてしまうこのカメラは『どう撮るか?』ということよりも『なにを撮るか?』ということに人間の意識を向けさせてくれるカメラなのかもしれません。