ブランドというモノは、そのプロダクトそのものに価値があるものではあるが、『ブランド』そのものにも価値があることで成り立っている。
例えば、同じデザインのプロダクトでもブランドのロゴが付いているだけで、その市場価値は何倍にも変わってしまうのだ。
それだけブランドのロゴというモノはありがたいモノであり、ブランド信者はプロダクト以上にそのロゴにこそ価値を見出すモノでもある。
カメラの世界ではLeica以上にブランドそのものをウリにしているメーカーはないであろう。
あの赤丸にLeicaの文字の赤バッチ。本来であればその赤バッチの有無にこそ価値を見出すのが正しいブランド信仰の在り方であろうが、コトLeicaに関してはまだまだその赤バッチを敬遠するLeitz以来のこだわりを持つユーザが多数存在しているのである。
このTAKAHASHI-DESIGNのCLOAK for LEICAはそんな赤バッチ忌避派に福音をもたらすモノなのである。
発売当初のロットには気付くのが遅くて間に合わず、2回目の発売に向けてよぉ〜やく手にすることが出来た。
送られてきたモノは指輪の化粧箱ほどの黒いパッケージに取扱説明書のみ。
パッケージには『CLOAK』の印字のみ。
シンプルである。
パッケージの蓋を開けると黒の『CLOAK for LEICA』本体。
本体の他には予備の両面シールが2つ同梱されてきた。
ちなみにこの『CLOAK for LEICA』なるものはなにモノか?というと、Leitz以来のLeicaユーザがなかなか許せない昨今のLEICAの赤バッチを覆い隠してしまおうという、LEICAのブランド戦略そのものを否定してしまう悪魔のアイテムなのであるっ!!(笑)
その悪魔的使命を決行するために、CLOAK for LEICAに貼られているシールは丁寧に剥がしましょう!
そしてカメラ本体の『Leica』の文字に合わせて、正しくCLOAK for LEICAを貼り付けるのですっ!!
ちなみに、勢い余ってポチる寸前、ボクはLeica M TYP240のこの赤バッチを隠すためにCLOAK for LEICAが欲しかったのである。
がっ!?よくよくHPを見るとこのCLOAK for LEICAの大きさはLeica M10をはじめとする赤バッチの大きさが10mmのモノを対象にしており、12mmのM TYP240は対象外であると...(T^T)(涙)
しかし、Leica Qの赤バッチは10mmなんで、こちらの赤バッチを隠してしまおうと気を取り直してポチったのである。
まずCLOAK for LEICAをLeica Qに貼り付ける前に、赤バッチ周辺をカメラレンズクリーナーで綺麗にお掃除。
背面のシールを剥がします。
このLeica Qの右上で誇らしげにブランド力を見せつけている赤バッチを、
CLOAK for LEICAで潰してしまうのだっ!フハハ!!
大分シンプルになったではないかっ!フハハ×2。
でもこれ、黒く潰すなら最初からボディを黒にしていた方がよかったのでは?などという世迷い言が脳裏をよぎったことも無きにしも非ずである............。