そんなこんなで、また思いつきで始めてしまった都内の暗渠を巡る『東京暗歩』シリーズの今回は弦巻川編の後編!!
明暗の差が激しい朝の光にてんやわんやのM9-Pを宥めすかめつ悪戦苦闘な道中です(笑)
手前の影の部分の絶妙な階調表現と奥の日差しを浴びるところの白飛びの諦め加減の激しさのこの差はなんなんだろ?
このカメラほんとイカレてるわぁ〜。
と歩道橋を渡って首都高5号池袋線の下をくぐり抜け、不忍通りを渡りつつ、グルリと廻ってまた首都高下に辿り着こうという魂胆です。
なんとかまた首都高下の路まで戻って来ました。
開発が進むとどんどん暗渠のルートがなくなってしまうんで、迂回ルートが面倒くさくなってきますね...(^^;)ハハハ。
そういえば前回の水窪川ではところどころに辻広場が在ったのに、今回は全然見かけないなぁ〜と思っていたところで、ようやく出会いました。
こちらは緑の広場でいいのかな?
でも日光広場や富士山広場のような怪しさはなく、ちゃんと役所に整備された公園のようです。
そんな道沿いを歩いていると講談社新社屋の手前でまたもやいきどまりっ!?
とりあえず迂回して音羽通りに抜けてみました。
音羽通りといえば、護国寺駅前に鎮座坐す、国内有数の一流出版社講談社の旧社屋がこれ見よがしに鎮座坐して在らせられます。
その隣には高見から下々の者共を睥睨するかのような新社屋。
いやぁ〜いけ好かない空気が萬円してますなぁ〜〜(爆)
そんな音羽通りも大塚警察署のところでお別れです。
大塚警察署を右折して、また首都高下に行けるかな?いってみるか??
イケました。また首都高下の弦巻川の流路を歩いて行きます。
するとまたしても行き止まりっ!?
しかし、その先に何やら川の護岸のような光景が見え隠れしているのですっ!?
これはなんとかしてこの先に辿り着けないモンか?と。
ちょっとワンブロックくらい迂回してみようかと一本左側の路に出ると、八百招地蔵さんが鎮座して在らせられました。
明治時代に地蔵信仰で病気が治ったということから建立されて、以降多くの福を招くということで地元の方々に敬われているそうです。
そんな八百招地蔵さんの前の道をワンブロックほど進み。
空き地の所から先ほどの護岸跡に入り込めましたっ!!
今回最大のクライマックスですっ!!(笑)
右のブロックが湿っているだけでなく、下の地面も水が染み出しているのか全面的に水分が含まれています...(^^;)ハハハ。
もぉ〜絶対これって川筋ですよね??
適度な湿度で苔もいきいきと生えてます。
この排水溝はどこからの水を運んできていたんだろうか?
『鬱蒼』と植物が生えまくっております。
もはや探検ムードにスイッチでございますっ!!
都心の谷間の植物の王国のような一角。
ここ入っていって良いンだろうか?というようなマンションの裏側です...(^^;)ハハハ。
探検モードにスイッチしてハァ〜ハァ〜し出したところで、そんな気分を一気に覚まさせる行き止まり...(^^;)ハハハ。
結局来た暗渠路を元まで戻り、先ほどの行き止まりの先の路まで迂回しました。
すると前方になにやらゆったりとしたいぃ〜感じの坂が。
先ほどの学生たちの通学路のようですね。
暗くてわかりづらいですが、こちらの坂は鳥尾坂という名前だそうです。
再び首都高の下に入っていくと、川の流れを模した広場がありました。
特になんの祈念碑も説明書きもなかったんですが、これって場所柄絶対弦巻川のモニュメントですよねぇ。
そろそろゴールが近くなってきた頃合いです。
首都高下を進んでいくと江戸川公園につきました。ということは、もう神田川はすぐ先!
蓋をされて暗渠と化した弦巻川は江戸川橋の西側のこちらの排水溝から神田川に合流しているのだそうです。
弦巻川を飲み込んだ神田川は江戸川橋の反対側では水窪川を飲み込んでさらに進んでいきます。
ちなみに暗渠となる前の弦巻川は江戸川橋手前のこの辺りで水窪川と合流して、
水窪川と一緒になってここから神田川に合流していたそうです。
弦巻川と水窪川を飲み込んだ神田川をゴールとします。
ということで、前回同様に有楽町線江戸川橋駅2番出入口から改札に向かい、池袋に戻るのです!!
そんなこんなな今回の行程はこんな感じで正味5kmくらい?
前回とそんなに変わらないかと思ってたんですが、+1kmほど余計にかかりましたね。
前編はご近所の西池袋近辺から弦巻通りと勝手知ったるエリアだったんで、あまり新鮮味がなかったんですが、後編はリアルな川筋跡にも出会えて、なかなかテンション上がる弦巻川を巡る東京暗歩でございました。