1月中旬に我が家にお招きいただいたお爺ちゃんカメラのLeica Ⅲf。
工場から出荷されて、とぉ〜に還暦は越えて古希手前という、これまでどんなオーナーが次々手にしてきたのだろうか?とロマン溢れるお爺ちゃん。
手にして以来、常に持ち歩くポケットカメラの座を射止めたんで、フィルムと現像のコストが増します日々でございます...(^^;)ハハハ。
そんなこんなでレンズやフィルムを換えながらお写ン歩なのです。
まずは、今年に入って都内が大雪に見舞われた頃合い。
Leica Ⅲf、Leitz Elmar 50mm f3.5、Lomography Color Negative 100で。
この頃、どぉ〜も日曜から調子が悪く、週明け早々お医者さんに向かおうと外に出たところ、劇場通りは大雪で積もった灰色の雪景色。
この時は10cmは積もったみたいですねぇ。
インフルエンザも全快して、社会復帰を果たして久々に朝の日比谷公園で。
これは修学旅行生なのか?近所の中学校から日比谷図書館に向かおうとしているのか?
朝っぱらから行動開始な学生さん。
Ⅲfに付けているレンズもそうとうお爺ちゃんなElmar 50mm f3.5なんで、フードも付けてないしちと実験したかったのが、オールドレンズならではのフレアやゴーストの再現。
逆光で真上の方から降り注ぐ陽の光を期待して撮ってみると、仕上がりはこんな感じで。
まるで、北の某国からレーザー照射攻撃を受けたかのよう(笑)
こちらは日比谷公園の大噴水から吹き上げる水しぶきに対抗して、空から光のシャワーが降り注いでます。
レンジファインダーカメラだと一眼レフカメラと違って、撮影時にレンズ越しの画が確認できないんで、こういうのは現像後の密かな愉しみになります。
レンジファインダーからはガラス越しの景色しか解らないんで、この光だったらこんな感じに写るかなぁ〜?とか期待しながら撮るのもおもろいモノでございます。
そして、先日入手したユニバーサルファインダーのVIOOH。
Leica Ⅲfのビューファインダーは50mmにしか対応していないんで、他の焦点距離のレンズを使用する場合は外付けファインダーが必須になります。
このメカメカしぃ〜VIOOHを装着してよりマニアック度が増し増したお爺ちゃんを連れてのお写ン歩です(笑)
レンズはCanon Serenar 35mm f2.8にフィルムはLomoの100で。
Leica Ⅲf、Canon serenar 35mm f2.8、Lomography Color Negative 100
Ⅲfを手にしてからというモノ、50mmのレンズばかり使ってたんで、最初のうちは勝手がわからず......。
50mmから35mmに換えただけで、なんて世界は広いんだっ!?と(笑)
前は28mmを普段使いにしてたんですけどね...(^^;)ハハハ。
人間の目の慣れというのは恐ろしいモンです。
ということで、まずは近所の公園のブチママさん。この日は子供たちはおらず、一匹だけ。
画角が広いんで、なかなか寄れません...(^^;)ハハハ。
VIOOHはⅢf本体のアクセサリシューに高く屹立しているんで、パララックス補正がどこまで効くのか、ちと心配だったンですがちゃんとレンズのピント距離に合わせてVIOOHのレバーにその距離をセットしてあげるとちゃんと自分のイメージあった位置に被写体が写ってました。
さすがはLeitz社!!
そして、いつもの印刷所の猫たち。
しばらく観察していると、左の茶虎が鳴き始め、それに呼応するように右のキジ虎も鳴き始めました。
どんな会話をしてるんだろか??
ここの猫たちは人慣れしてるんで、結構寄れました。
フィルムでもこれだけ猫を撮れるなら充分だなぁ〜と。
いつもは印刷所のベランダにいる錆虎さんは、この日は向かいの家の陽当たりの良いところでお昼寝中(笑)
いつものネコ歩きminiのコースを辿っていくと、遊具の隙間からカップルを観察する黒猫(笑)
猫は気配を消して、ジッと人間を観察しております。
なんか日が傾き始める時間はこの猫たちにとってここはお昼寝スポットになっているようで。
この日はいつもの黒猫だけで無く、アメショーっぽい灰虎さんもお昼寝中。
気持ちよさげにお尻を温めていらっしゃいます。
東池袋の公園では夕飯前のまったりタイム開催中!
これはキジ三毛の木登り猫ですねぇ〜。
お姉さんに可愛がってもらってます。
この公園の猫の中でも、このキジ三毛さんは一番人懐っこいような気がします。
2軍エリアキジ白軍団の一匹を発見。
警戒する猫だと単焦点35mmのレンズだとこれくらいの距離がせいぜいかな。
そんなこんななLeica Ⅲfでのブラりお写ン歩。
フィルムノブをグルグル回してフィルムを巻き上げて、適正露出に合わせて絞りとシャッタースピードをセット。
レンジファインダーの覗き窓を覗いてピントを合わせて、ビューファインダーで構図を確認。
外付けファインダーのVIOOHを使うときには、ピントを合わせたレンズの距離を確認して、その数値をVIOOHのパララックス補正値をセットして、VIOOHで構図を確認。
OKだったら、シャッターを切る。
と、こんな面倒くさい手順を踏んで初めて一枚の写真が撮れるのです。
絞りもシャッタースピードもピント合わせも全て電子でできるデジタルカメラこそむしろいまでは『カメラ』と思われているこのご時世に、なんでこんな手順を踏んで写真を撮る必要があるのか?と。
ボク自身、なにもフィルム原理主義者でもなく、デジタル礼賛主義者でもなく。
フィルムにはフィルムの面白さ、デジタルにはデジタルの面白さがあるンで、基本的には両方使えば?というスタンスです。
でも、ブラブラしながらこの光の加減だとこれくらいの露出かなぁ〜と思いながらレンズの絞りを弄っていたり、フィルム一枚撮影するのにかかる手間が写真を撮るときのお約束として、リズムになってきたりするところはフィルムカメラならではの愉しみに感じる今日この頃なのです。
とてもいい写真ですね、私はleica iiia に canon senenar 50mm f1.8 を付けています。
今日canon senear 35mm f3.2を購入しました、撮影が楽しみです。
もう三年前のエントリーになるんですね。
久々に見たら、Canon serenarの写りもなかなかいぃ〜なぁ〜と思いました(笑)