金沢で暮らすよぉ~になって、早1年と10か月。
ほとんど通勤時のストレスを感じることのない職住近接の住環境に幸せを感じることもさることながら、それ以上に幸せなのはやはり『食』!
お魚にしろお肉にしろ野菜にしろ、なにをとっても都内での食生活に比べて旨いことこの上ないのでございます。
やはり、田舎の人は贅沢なのですっ!!
しかし、そんな幸せな環境に慣れてしまうと、お魚もなぁ~お肉もなぁ~~いまいちそんな気分ぢゃないんだよなぁ~~~と贅沢この上ない悩みに陥ることもちらほら(笑)
そんな時頭をよぎるのが以前もご紹介した『きふじん』さんのハイブリッドうな重なのですってっ!!!
生まれ育った上州から上京し、なんだかんだと何かにつけて関東風な味わいに慣れたボクの舌なので、これまで食べてきたうなぎの蒲焼はすべて、背開き&蒸してから焼くというふっくらした関東風の蒲焼なのです。
それが、ここ金沢の地で初めて出会った関東風&関西風のハイブリッドなうなぎの蒲焼の食感にすっかり魅了されました...(^^;)ハハハ。
ということで、なんかこれというモンがない時には吸い込まれるよぉ~にきふじんさんの入り口を潜るボクなのでした(笑)
ちなみにきふじんさんでうなぎを注文すると、一から焼き上げるんでけっこう待たされます。20分程度は覚悟しておいたほぉ~がよろしいかと。
なので、その間お口が寂しい時などは金沢名物どじょうの蒲焼でも(笑)
どじょうの蒲焼の苦み走った大人な味に甘目な蒲焼のタレが程よく絡む逸品です。
20分ほど首を長くして待ち続けるとよぉ~やく運ばれてきます。
これですこれっ!
うなぎの焼き方は、関東風の背開きに、焼き方は蒸さずに焼き上げる関西風。両方足してハイブリッドな焼き方が金沢流なのです。
この日の肝吸いは結構大き目のプリップリな肝が入ってました(笑)
食べやすいように、うなぎ一本を切り分けているのはきふじん流なんでしょか?
このちょっとした心遣いが食べやすさを倍増させています。
この一切れを口にした時に、蒸かしていないンでフワッとした食感とは違う脂の乗った焼き魚のようなニュルフワ感に皮のパリッとしたクリスピーな感じの食感が、関東風にはない関西風ならではでして。
それに、これは多分関西風とは違う金沢流なんでしょぉ~けど甘味の強いタレがとてもボクの舌に合うンでうよねぇ~。
ホント、何回食べても飽きません。
それともひとつおススメなお品がこちらの『うまき』。
金沢で初めて目にするまで知らなかったボクですが、これは金沢以外にもあるもののよぉ~で。
でも、都内に居た時に比べて、こちらではけっこうあちこちで見かけるのです。
うまきとはなにかというと、玉子焼きのなかにうなぎの蒲焼が入っております。
きふじんさんのうまきが他と違うのは、うなぎの蒲焼が端から端までしっかり入ってます。
これだけで、十分ご飯のおかずになるボリューム感。
ちなみに写真のこれでもハーフサイズです(笑)
蒲焼の一切れ分は優に入っているんぢゃないかなぁ~。
都内では、ここ数年老舗の鰻屋さんの店じまいのニュースを目にします。高級店というよりも、特にビジネスマンが日常使うようなビジネス街の老舗が閉店していっている感じです。
こちらの新橋の鐵五郎さんも昨年お店閉めちゃったみたいですし...(; ;)ハラリ。
それほどうなぎの単価も上がり、コスト的に見合わなくなってしまったってことなんでしょぉ~が、金沢ではこのきふじんさんをはじめ、近江町市場の鰻屋さんもみなまだ元気なんですよねぇ~。
この違いっていったいなんなんだろ???