レンズ沼にハマらぬように気をつけて沼の淵を歩いていたら、フィルムの世界に誘われて逝ってしまったボクなのです...(-人-)合掌。
チェキはそれはそれで面白いとは思うのです。遊びとしては面白い。でも写真となるとデジカメのキレッキレな解像度の画像に慣れきってしまった身としてはモノ足りなさすぎる。
写ルンですで撮った写真を見て、チェキとデジカメ画像の間を埋めるフィルムカメラで撮った『写真』というモノが、なんか心の琴線に触れてしまったのです...(^^;)ハハハ。
フィルムカメラといっても、古い一眼レフをいまさら持ち歩くには、これ以上バッグが重くなってしまうと肩か腰をいわしてしまいそうなんで、コンパクトカメラあたりがちょうど良いのでは無いかと。
そんなテキトーな当てを付けただけで、銀座〜池袋の中古カメラ屋さんをひたすら徘徊するのです...(^^;)ハハハ。
そして最後に出会ったのがこちらのRICOH GR1v。手持ちで持っているGR2のフィルムカメラ版なのです。
これはなにかの縁だろうと、すかさずお持ち帰り(笑)
店内に展示されていたのは新古品扱いということで、付属品は全て揃っておりました。
この形状、デジタルなGR2と変わらんのですね?
発売されたのは2001年ということなんで16年も前のカメラなのです。
こちらが、本体。本体の形状にグリップ部分、レンズの配置にダイヤル類とほとんどGR2と変わらないGR1vなのです。
正面からのGR1v。
当時はブラックが人気だったようですが、シルバーもなかなか(笑)
ボディはコンパクトカメラだからといって、安易にプラスチックではございません。
持ったときに一瞬ひんやりとした金属感を感じるマグネシウム合金!
ロゴは社名を正面に出さずに『GR1v』と製品名だけというストイックさ!!
本体上部もホントシンプルの極なのです。
露出補正ダイヤルに、セルフタイマーボタン、撮影モードを選択するMODEボタン、液晶ディスプレイ、シャッターボタン、そして絞り優先AEダイヤル。
コンパクトカメラなのに、ここまでやれるの?という設定メニュー。
裏面上部のボタン類は、フラッシュモード。今でこそフラッシュ禁止前提のデジカメですが、当時のフィルム使ったコンパクトカメラで、フラッシュ前提では無いこの潔さは珍しかったようです。
そして、ファインダーに電源ボタン。
本体左側にはフィルムカバーの開閉ボタン兼巻き戻し設定ボタン。
このGR1vは日付入力可能なタイプなんで、本体右側には日付設定のボタンが用意されています。
コンパクトカメラとはいえ、まさに当時プロが使用するコンパクトカメラの代名詞とまで言われた名機がGR1vなのです!!
とお持ち帰りした後でいろいろ調べていて知りました...(^^;)ハハハ。
そんなGR1vに火を灯すにはまずは電池が必要です。
電池はAPSカメラ登場時に出回りだしたCR2タイプを1本使用します。
本体底面の電池カバー。
そんじょそこらでは開かないように、コインで開ける仕様です。
こちらの空洞にCR2を挿入します(笑)
こんな感じ。
そして、本体裏面の赤い電源ボタンを押下して、GR1vに火を灯すのです。
ちなみに購入する際にお店で確認された不具合状況はこの通り。
新古品とはいえ、15〜6年前の製品なんで液晶表示不具合がある点と、フィルムカバーについているモルト劣化は承知の上で購入です。
火を灯すと2段階の沈胴レンズがニュインと。
このレンズがなにを隠そう名玉とうたわれたRICOH GRレンズ28mm F2.8(4群7枚)!!
GR1発売にあたって、レンズだけでも販売したそうで、あ゛っ!?という間に完売してしまったという、カメラマニア垂涎のレンズなのです。
これも、後から知った受け売りです...(^^;)ハハハ。
このレンズをもって、その後GR1独自の世界観が受け入れられて、プロまで使用するという当時コンパクトカメラの代名詞とまでなったGR1vの勇姿なのです(笑)
正面レンズ部。いやぁ〜まずますGR2みたいに見えてきます。
電源オン時のレンズの出っ張りはこんな具合。
さっそく、フィルムを装填です。
フィルム買うのなんか20年ぶりくらい(笑)
なにがいぃ〜のかさっぱり解らなくなっています。といっても、当時に比べて選択肢は随分狭くなってますけどねぇ。
とりあえずFUJIFILMのSUPERIA X-TRA400にしました。
裏面のカバーを開けて、
ちなみに、このフィルムと接触するモルトが劣化しているとのこと。
一見大丈夫そうですが、触るとボロボロ崩れてきそうな雰囲気...(^^;)ハハハ。
カメラにフィルム入れるのなんて久々すぎるので、なんか必要以上に緊張します...(^^;)ハハハ。
フィルムを装填すると、自動的に全て巻き取る方式なのだそうで。
これだと、途中でカバーが開いてしまってフィルムが感光しても、撮影済みの部分はパトローネの部分に収納されているんでダメにならずにすむということです。
ちなみに、液晶不具合はこんな感じ。
数字カウンターが使いモノになりません...(^^;)ハハハ。
でも、それ以外の部分は、いちおうちゃんと表示できるみたい。
また、GR1vは広角気味の画角なんで、レンズフードも標準でついてきます。
でも、コンパクトさが犠牲になりそうなんで、常時付けておくのはどうかな?という感じがしないでもありません...(^^;)ハハハ。
電源オフ時だとこれくらい出っ張ってます...(^^;)ハハハ。
そんなこんなな、久々すぎるフィルムカメラ。
スナップシューターとしてのGRシリーズの力量はGR2で十分把握してるんで、フィルムらしい画を撮るべくこれから修行なのでございます...(^^;)ハハハ。