文房具やガジェットの類を気に入るかどうかという尺度というモンは個々人の感覚や『モノ』に求める優先度によって千差万別だ。
ボクにとって文房具やガジェットといった道具に求めるモノは、
- 持って気分が良い・使って気持ちいい
- 飽きが来ない
- 機能が十分である
の三点が必須である。
優先順位的にどちらかというと実用性よりも、感覚的な部分を優先する。
毎日のように使っている道具なんだから、まず『所有欲』というものを満足させてくれる『モノ』であることがボクにとってはなにより大切なのである。
これまで物質的な『モノ』を道具と認識していたが、最近になって手に馴染むソフトウェアというモノがなんとなく解るようになってきた。
ソフトウェア自身は毎日のように使っているモンである。
職場でのメールやMS Officeの類はイヤでも毎日使ってきた、もぉ〜何十年も。
でも、それは必要に迫られて会社から使用を強制されてきたモノである。
なので、自分の選択肢云々などはまったく関係の無い気にするまでも無い道具なのである。
それが、この冬ブログを毎日更新するようになって、自分で選んで毎日使うソフトウェアに対する愛着というか、『道具』的な親しみが初めて沸いてきたのである。
ボクのブログ執筆環境は家ではMacBook Pro Retina 13inch、外ではMacBook Air 11inchでMacでは数少ないブログエディターの『MarsEdit』を使ってエントリーを書いている。Macが手元に無いときはiPadで『するぷろ』だ。
MarsEdit - the blog editor for WordPress, Tumblr, Blogger and more.
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, 仕事効率化
するぷろ for iOS (WordPress & Movable Type & ライブドアブログ & FC2ブログエディタ)
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, 仕事効率化
このMarsEditが選択肢が少ないとはいえ、Macでブログのベストツールともいうべき出来映えで、Wordpressでブログ運営している方にはこれ以上には無いと思うほど、必要十分な機能が揃いきっている。
あまり凝ったエントリーでも無い限り、普通のブログ程度であればこれさえあればあとはなにもいらないほどなのである。
なので、12月から毎日これまで四ヶ月続けてきた更新もこのMarsEditのおかげといっても過言で無いほど、ボクの手にも馴染み、まるでMacをブログマシーンと化す道具のような愛着をこの『MarsEdit』には持っている。
そんなボクとMarsEditとの親密な関係にヒビを入れそうな輩が現れたのである。
Mac用のWordpress対応ブログエディター『blogo』である。
Blogo - WordPress・Evernote統合で複数のブログを作成・投稿・管理する。
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, 仕事効率化
まだ、MarsEditほど出来上がってはいないもののなれ合いの関係はよろしくないので、そんなMarseditオンリーだったブログ執筆環境に一石を投じることが出来るだろうか?
ということで、購入してみたのである。
まずはメイン環境のMacBook Pro Retina 13inchにインストール。
インストールが終わると自分のブログの設定画面が現れるんで、URLだのログイン情報を設定しましょう。
自分のブログの設定が終わると新規投稿画面。
これがメイン画面になります。
MarsEditがちょっとWindowsっぽい操作メニューやレイアウトなのに比べ、今どきです。
RSSリーダーのReederとか日記アプリのDayOneみたいな、最近流行のシンプルな2カラムの画面。
新規投稿画面ではPostだったりPageだったりのコンテンツの属性を設定できます。
Preferences、環境設定画面。
ちなみにMarsEditもそうですが、このblogoも日本語化はされてません。
でも、だいたいほかのアプリでも慣れてると思うんでなんとかなります。
この画面で特徴的なのはblogoはEvernoteと連携出来るんですね。
ここで連携させておくと、blogoでの下書きをEvernoteにノートとして保存出来るようです。
そして、手元にMacはなくてもEvernoteにアクセスできる環境にあるときはEvernote上の環境で下書きを手直しすると、それが次回blogo起動時にblogoにも反映されるというなんでもかんでもEvernoteをノート代わりにしている貴兄にはニンマリするような機能もあります。
でも、なぜかMBPにインストールしたblogoでEvernoteに連携させようとすると、『Authentication token expired』といわれて連携出来てません…(T^T)(涙)
だれか解決策教えてプリィ〜ズm(._.)mm(._.)mm(._.)m
でも、Evernoteに接続可能な環境ってことはネットには繋がってるんだろうから、素直にWordpressに下書き保存しとけばいぃ〜って話もあるんですけどね…(^^;)ハハハ。
まぁ、せっかくの大物サービスとの連携なんだから試してはみたいなと(笑)
サイドバーの上から2番目をクリックすると自分のブログエントリーの一覧が現れます。
この一覧順序の設定が見当たらないんで、まだ実装してないんだと思いますが、こいつがちと厄介です。
公開日順というよりも作成日順みたいな並び順なのです。
エントリーを書くにあたっては、MarsEditと違ってメニューバーからの操作というよりも、とりあえず右クリックするとその場に応じた操作が可能です。
例えば挿入する部分で右クリック。
すると画像挿入だったり、見出しの設定が可能です。
insert imageを選択するとFinderが起動して画像の選択。
すると選択した画像に対してリサイズや、フィルター等々いろいろとblogo上で加工が出来てしまいます。
これはMarsEditには無い機能ですなぁ〜。
Mac無いに画像を溜めてエントリーを作る貴兄には嬉しい機能かと。
でも、ボクの場合これまで画像はFlickrからリンクで引っ張ってきたんですよねぇ。
その辺のFlickrとの連携はまだ実装してないんでこれから期待です。
また、文字列を選択すると文字の装飾が可能です。
これはいちいちメニューバーとか操作しなくてもいいんで楽です。MarsEditにもこの機能は欲しいところ。
がっ!?Macで便利で便利で仕方ないPopClipを使用している貴兄はちと残念なことをお知らせしないとイケません。
当然のことながら文字列選択をして右クリックをしてしまうと、PopClipも作動してしまうんです。
これの場所が文字装飾のバーを被ってしまうことがあり、使えるときと使えないときがあるのでご注意を!
ちなみにタグやカテゴリーは最下部の行。
タグは『#』を付けて、カテゴリーは『#』無しなよぉ〜です。
PopClip
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
一通りエントリーを書き上げて最後は投稿ですが、右上のカレンダーをクリックすると予約投稿日を設定可能です。
またちと解りづらいのが、投稿画面の右下のボタン。
新規投稿の場合は『Save』と『Publish』となってますが、これはそのままSaveすれば下書きになり、Publish
だと投稿になります。
下書きを再度編集して投稿しようとした場合、予約投稿日を設定していると『Save』と『Schedule』にかわるんで、すぐに公開したい場合はちと注意が必要です。
と、ざっとインストールから基本的な機能を紹介しましたが、blogoで文章を書いてみて一番思ったのは、このアプリは気持ちがいいということ。
さきほどもふれましたが、インタフェースは最近流行のReederだとかDayOneのような2カラムインタフェース。
グレー調の色合いとフォントの感じがとても良い。
特にMBP Retinaだとホントにフォントがきれいに浮かび上がるんで、文字を打っていて気持ちがいいことこの上ないのです。
ボクは活字フェチなんで特に気分がアガります(笑)
シンプルなインタフェースのレイアウトの影響もありますが、blogoはリッチテキストオンリーという面が大きいと思います。
HTMLタグを直接打つことができないんで、画面はエディターというよりもワープロ。
だから、文章を書くツールとしてはMarseditがいかにも!!ってのと比べるとだいぶパーソナルな印象を受けます。
まだまだ、機能だけ比較してしまうとMarsEditには及びませんが、執筆の気分という面ではblogoが優ります。
なんといっても文章書いていて気持ちがいいというのはなによりボクには大切なモンで。
でも、今のエントリーの書き方を前提にすると、とりあえず画像はMarsEditでFlickrから引っ張ってきて、それを下書きにblogoで清書するって感じですなぁ。
二刀流はあまり主義じゃないんで、敢えて気分転換にblogoを使うならそぉ〜なりますが、結局MarsEditにもどっちゃいそぉ…(^^;)ハハハ。
でも、Flickrとの連携が実装されたら絶対blogoメインになりそぉ〜な予感はたっぷりある、オススメのブログエディターですっ!!!