都内に戻ってきて、職場の同僚にまず諫められたのは『舌が都内の喰いモンになれるまで一か月は我慢して、けして魚介類には手を出すなっ!』ということだった。
魚介類に関してはなにがどぉ〜ひっくり返ろうが、金沢での恵まれた食生活で肥えすぎてしまった舌に満足はできはしまいと。
確かに仰るとおりで、お金さえ出せば旨いモンは喰えるだろうが、ボクのお財布はそれに見合うほど潤っていないのである......(T^T)(涙)
しかし、池袋に戻って以来1週間、10日、1ヶ月と振り返ると都内に戻ってからというものジャンクなモンしか喰っていないっ!?
いい加減、魚が喰いたくて喰いたくて如何ともしがたく、会社帰りに池袋東武に出来ていた新たな一角の『西口イケチカダイニング』にあるお寿司屋さんに足を向けてしまったのでございます...(^^;)ハハハ。
そのお寿司屋さんとは『魚寅鮨』さん。
錦糸町では有名なお魚屋さんのお寿司屋さんとのこと。
オープンなスペースにカウンター7席程度とテーブル席4つくらいかな?な、こじんまりとした駅ナカのお寿司屋さんなのです。
この魚寅鮨さん、錦糸町ではまぐろで有名なお店らしく、メニューを見てもたしかにまぐろ押しなのです。
握りのセットや丼モノ以外にも、こんな感じのちょっとした一品モノも。
握りも単品でも注文可能。
いやぁ〜ネタの種類としてはいかにも関東な感じ。
二年間金沢での豊富なネタを見慣れてきてしまった身としては、けっこう寂しいものを感じてしまいます...(^^;)ハハハ。
その他、黒板には本日のおすすめメニューが。
一番下の魚類、貝類のネタは握りでも出してくれるよぉ〜です。
もぉ〜品切れでしたが金目とかほっき貝とか喰いたかったですなぁ〜。
カウンターのネタケースを見るとここでも金沢のお店との違いを感じます。
金沢のお店のネタケースは豊富な白身魚がメインなんで、全体的に白っぽいですが、関東は赤系をメインに色鮮やか。
やはりネタの太平洋側と日本海側でネタの違いは明らかですなぁ〜。
まずは三崎直送にテンション上がって生しらす。
舌ののせるととろけてしまうトロトロ感。
しらす自体に塩気があるんで、醤油はかけずに生姜をアクセントにしながらいただきます。
本日のおすすめからはすずきの薄造り。
嗚呼ぁ〜白身のお魚だぁ〜〜と遠く金沢を思い出しながらしみじみといただきました。
しかし、金沢の地元の人間に話を聞くと、この手のすずきくらいだったら普通に海釣りにいって釣って食べるモンという感覚だそぉ〜で。
ホント、つくづくだよなぁ〜。
そして、魚寅特上にぎり。
やはり、金沢でも感じてましたが、まぐろとうには東京の方が旨いですなぁ〜。
子持ち昆布とかは金沢では余り出くわさなかったんで逆に懐かしくもあり(笑)
にぎりにはお味噌汁も付き、関東らしい濃い味付けでございます(笑)
金沢の塩分控えめ出汁の味な味噌汁に慣れちゃったんで、これも慣れンといかんですなぁ〜。
〆はあじとたまごで。
意外だったのは、あじは金沢で食べて感動したあじと変わらず、こっちのあじもなかなか負けてませんでした。
魚寅さんのあじおすすめですっ!
ちなみに魚寅さん、お持ち帰りの握りも店頭販売しております。
まだオープンして間もないのか、店員さんはかなりまごついてスムーズではないですが...(^^;)ハハハ。
お持ち帰りの握りは店内で食べるよりもリーズナブル。ネタもそれほど変わらないんで、このお持ち帰りはけっこう使ってしまいそう...(^^;)ハハハ。
そんなこんなな魚寅鮨さん。
まぐろの旨味を考えるとコスパは高いよぉ〜な気がします。
が、白身に慣れちゃったんで、やはりこれが関東ネタになれるまでは、まだまだ時間がかかりそぉ〜...(^^;)ハハハ。