嗚呼ぁ〜金沢が懐かしぃ〜のぉ〜と早くも恋い焦がれていた頃のお話です。
やはり刺身の類に関しては恵まれすぎているほど恵まれている金沢。
それと都内を比べても意味は無いのでしょうが、やはり旨くて食い応えのあるお刺身をどぉ〜しても食べたいのです。
しかも、都内で!もぉっ!!
と地団駄踏んでいたところ、あ゛っ!?と。
灯台もと暗しとはこのことで、そぉ〜いえば身近なところにあるではないかっ!?と思いだしたのです。
そのお店は『みなと』さん。
場所は池袋の中でもどこよりも垢抜けず、未だに昭和の雰囲気を繁華街のど真ん中でダダ漏れしているロサ会館(笑)
しかも、ちょいちょいお邪魔しているキッチンチェックさんの隣です(笑)
お店の外観はこんな感じ。もぉ〜手書きメニューだらけで、漁港の獲って出しのお店のよぉ〜で、見てるだけでもワクワクしてきます(笑)
看板にはヘンな消し跡も。
なんと、このみなとさん、以前は『そば処みなと』という店名だったとか...(^^;)ハハハ。
その名残だそぉ〜です。
店外の手書きメニューを見る限り、海鮮モノの目白押し!
なんで、池袋のこんなところで?と店名通り、池袋の港のよぉ〜なお店なのです。
そらもぉ〜大漁なお店かというとさにあらず、お店はとてもこじんまりしており、カウンターのみで十人も入ればいっぱいいっぱいな感じで、大将と奥さんのご夫婦でやられているとても暖かいお店なのです。
席に着くと、『のみですか?食事ですか??』と聞かれます。
食事で!と答えるとお食事メニューが。
ちなみにこれ、メニューです(笑)
短冊状の切れ端にぎっしりと手書きメニュー。それをクリップで留めてます(笑)×2。
もぉ〜海鮮ネタの目白押しで、パンチドランカー状態に追い込まれます...(^^;)ハハハ。
視線を揚げるとお店の壁は一面の手書きメニュー!?
いくら、活字中毒患者のボクとはいえ、一度に処理しきれませんっ!…(T^T)(涙)
あじのなめろうではなく、ぶりのなめろうとかどぉ〜してくれよぉ〜〜っ!!という感じですが、今回は定食系でまとめるのです。
ということで、今回のご注文は特上刺身定食!
そうそう贅沢できないんで、喰えるときに贅沢なのです。
定食にはお刺身の他に、煮魚とあら汁、ご飯に香の物が付いてきます。
お刺身は、都内ならではの色取り取り大物ネタのオンパレード!
あわび、白ウニ、さざえ、ブリ、中トロ、サーモン、あじ、ぼたん海老、イカ、いくら、ホタテとなんだかんだと11種!?
北陸の白身を中心とした刺身の数々も贅沢ですが、誰しも知ってる大物ネタがこうも揃うとホンと賑々しく感じます(笑)
店内に入ったときからずっと店内に籠もっていた美味しそぉ〜な匂いが煮魚の匂い。
照り焼きかっ!?と思うほど煮詰まったよぉ〜にも見える鰤の煮付けが、小皿扱いにしておくのがもったいないほど旨しっ!
次回は煮魚定食にしよぉ〜かなぁ〜と思うほど。
ほんとならこれだけでご飯一杯イキたいところです。
そしてあら汁。味噌の味だけでなく、あらの味だけでもなく、両者がバランス良く混ざり合った美味しいあら汁です。
できればも少し汁が欲しい...(^^;)ハハハ。
そして大物ネタの数々のご紹介。
貧乏性のボクとしてはあまりこのネタは喰いません。高いから(笑)
でも一番てっぺんにのっかっていたのがあわび。
小振りではあるモノの、刺身としては十分。まるまる1個分はいってました...(^^;)ハハハ。
コリコリな食感がたまりませんなぁ〜。
ウニもまぁ〜豪勢に大振りなウニがまるまる一個分!?
これは白ウニ、ムラサキウニですかねぇ〜。臭みの無いクリィ〜ミィ〜な味わいで、ちょびちょびヤルのももったいないんで、ご飯にワッサァ〜とのっけてウニ丼で(笑)
さざえももちろんまるまる入ってます。
見た目えげつないグルグルの肝がこれまた美味美味!
端っこに彩りを添えている帆立貝は、飾りかとほぉ〜っておいたら、中にはでかっ!?と思わずリアクションしてしまった、帆立の貝柱が入ってました...(^^;)ハハハ。
もぉ〜こういう演出好きですっ!!
ここまでの大物ブリでもお腹いっぱいですが、わすれちゃぁ〜ならないのが、みなとさんならではの暴力的なまでの切り身の数々。
金沢でボクが愛した魚笑さんも大振りな切り身が大好きなところでしたが、そんな魚笑さんの切り身をみなとさんは越えてきます(笑)
ぶりなんか、やりすぎでしょ?というくらいの肉厚さ...(^^;)ハハハ。
もはや、お刺身ではなく魚の肉の塊です(笑)
中トロも負けてません。これ焼いたら鮪ステーキだよね?というほどの鮪ブロックが提供されるのです(笑)
ぶりやまぐろの影に潜んでいたのがあじ。
もはやこれは刺身ではありません、ブツ切りです(笑)
でも、あじの肉の塊は、あじの旨味をしっかりと抱いており、こういう喰い方って旨いモンだなぁ〜と思えるモノでした。
刺身だけでも十分ご満悦でしたが、せっかくなんでと勢いづいてしまったのが天ぷら盛の梅。
イカ、キス、ホタテ、海老、さんま、パプリカ、ししとう、ブナシメジ8種のこれだけボリューミーな盛り合わせでも梅なのです。
これ、松にしたらいったいどゆことになってしまうんだろうか?と...(^^;)ハハハ。
もちろん揚げたてで、刺身を見ての通り、お魚は新鮮で活きがいいンで、どれもこれも美味しぅ〜ございます以外の言葉が見当たりません...(^^;)ハハハ。
いやぁ〜〜久々にご満悦なのです。
和食っていぃ〜ですなぁ〜。お腹いっぱいになっても、ジャンク系みたいに満腹感の苦しみはないし(笑)
いやいや、月に一度くらいは贅沢しに来たいお店がご近所にあるとは、これは危険危険なのでございます(笑)
そんなこんなのみなとさん訪問でしたが、あまりのハァ〜ハァ〜ぶりに冷静な判断が出来ず、喰いたいモンをとにかく喰っただけで終わってしまったことを反省したのです...(^^;)ハハハ。
ごはんメニューの写真を改めて冷静に拝見すると左上の法則で、そこには『セット定食』なるものがあるではないですかっ!?
あら煮とさしみ、焼魚とさしみ、ぶりカマとさしみ、天ぷらとさしみ、うなぎとさしみ。
どれもこれも絶対旨いヤツです。これは喰わないわけにはいきません。
ということで、後日(笑)
天ぷらはどぉ〜やら暑すぎて大将は揚げる気にならないよぉ〜なので、うなぎとさしみのセット定食をご注文なのです。
なんか、単品よりもセット定食の方がちょうど良い按配なのです。
うなぎはうな丼程度の量ですが、かなり幅広のそもそもデカい鰻な感じ。
金沢で慣れてしまったハイブリッド蒲焼きとは当然異なる関東風な背開き蒸し焼きな蒲焼きはフワッフワ。
うなぎ屋さんの気合いの入った蒲焼きのタレとはチョイと違うサッパリめなタレがまた秀逸です。
刺身は鮭、ホタテ、イカ、さんま、ぶり、甘エビ、まぐろ赤身、鰹のたたきとコンボとはいえ、十分過ぎるほどのラインナップ。
特に今回は鮭とぶり、そして鰹のたたきがたまりませんでした。
今回もあら汁は申し分ない一杯なのです。あらから出る出汁が濃いィ〜のです。
そして、前回きになってしまったぶりのなめろう。
あじのなめろうとは違い、ぶりなんで脂も載っててコクがあり、ごはんのおかずに持ってこい!できうれば出汁茶漬けでいただきたいのです。
が、これホント美味しゥ〜ございます。
そんなこんななみなとさん。ボクの中では金沢での魚笑さんの代わりになりそぉ〜です(笑)