すべては此奴のせいなのである。
なにげにちょいと興味本位で手にしてしまったリトルニコンことNikon EM。
この両手の中に収まってしまうほどよいボディと追針式とはいえ絞り優先AEで軽快に撮影できる気軽さから、これまでの一眼レフへのトラウマが日々薄まり......。
Nikonもいぃ〜ではないかっ!フハハ!!
と誰もが思っていることを今さらながらに実感し...(^^;)ハハハ。
となると、いろいろとNIKKORレンズも試してみたくなってくるのが、沼の住人の病状なワケで......。
さらにはフィルムだけではオモシロくないよね!せっかくだからデジタルでも今手持ちの古い非Aiレンズとか試してみたいよね!!
と嘯くウィルスの誘惑に素直に従ってしまうのも、沼の住人の病状なワケで.......。
少しでも冷静に考えれば、別に今の手持ちのNIKKORレンズもマウントアダプター付けて、Leica M TYP240でも使えるし、なんの不便もないはずなのだが、LeicaにはLeicaらしさでチューニングされたセンターがあるように、NikonにはNIKKORレンズの特性に応じたセンサーチューニングがされているに違いないっ!!
とウィルス感染しているモノならではの論理でモノ事は突き進んでいくのです。
早速、今回はレンズ箱から溢れださんとしているLeica Lマウント&Mマウントのレンズの中から、焦点距離が被っているモノを放出!
それとハァ〜ハァ〜し過ぎて冷静な判断が出来ずに手元にある、購入後ほとんど使用していないLeicaのアクセサリー類を放出!!
まぁ〜これだけあればちっとは足しになるだろうといつもの新宿駅西口界隈へ。
査定の前に、まずは腹ごしらえ!
やはりHOT SPOONに吸い込まれて行ってしまいます。
この日は焼チーズ牛すじ煮込みカレー。
相変わらずのHOT SPOONならではのコクのある牛すじカレーがたまりません。
充分に腹ごしらえした後に、いざ戦場へ!!
待つこと1時間強。
なんか狐につままれたような額が目の前に提示されているのです。
へっ?と想定額の2倍強の額で買い取ってもらえることに。
これは想定外過ぎてこの後のお買いモノプランを根底から見直さなければならないではないかっ!?と。
という想定外のこともアリ、モンモンとしながらプランを立て直し、この日お持ち帰りしてきたのがこちらのラインナップ!
ボディはNikon Dfに、レンズキットでセット売りされていたAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G Special Edition、それとズームレンズのAF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR。
これに手を出すことはまずあるまい!とついこの間まで意識はすれど思っていたNikon Dfがいま目の前に...(^^;)ハハハ。
Nikon EMは一眼レフとはいえ、小振りで薄いからこそ馴染みやすかったのに、やはりDfはこの厚みなのである。
基本的に機能は覚えないボクなので、だからこそあのLeicaの無駄のない極力省力化されたインタフェースが馴染みやすかったのに、このボタンの数々......。
でも、グッときてしまうのはやはりこの軍艦部。
カメラ沼の中でも金属カメラウィルスに感染している身としては、デジタルカメラでありながら、この左右にダイヤルが配置された軍艦部にはフェチ心を擽らされざるを得ないのである。
そして、昨今のデジタル一眼的なエルゴノミクス的なフォルムから先祖返りしたかのような直線的なゴツゴツした質感を感じさせるフォルム。
にも関わらず、昔の金属カメラと違い真鍮製ではなくマグネシウム合金らしく、手に持った感じは軽いのである。
この軽さ故に、見た目のゴツゴツ感ほどのストレスは感じられない。
さらには、フィルムカメラのような操作感を各種ダイヤル類で得られる。
今回いろいろと調べていてはじめて知ったのだが、NIKKORレンズの長い歴史の中で作られてきたNikon Fとともに始まった非Aiレンズは今のNikonデジタル一眼には装着できないらしいと。
でも、このNikon Dfには非Aiレンズも含めてAiレンズと行ったオールドニッコールレンズがほぼ装着可能という、レンズ沼の住人としても夢のようなボディなのである。
これはなかなか嬲り甲斐のあるカメラではないかっ!フハハ!!
と、しばし新しいおもちゃを手にしてテンション高めの沼の住民なのである。
Dfのボディだけ入手して、後は手持ちのNIKKORレンズで遊んでみるという想定だったのが、想定外の収入だったため、であればAFレンズも用意しておこうかと、まずはDfとセットで販売されていたAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G Special Editionを。
パッケージの中はレンズ本体にレンズフードとレンズポーチ。
Leicaのレンズに慣れた身としては50mmなのになんでこんなにでかいんだろう?と。
でも、AFのモーターも入ってるから当然太くなるであり。
フードを付けるとそれなりにご立派な感じ。
Dfに装着。
いかにも一眼レフといった感じ。
やはりレンジファインダーに比べると迫力を感じる外観。
さらにもう一本がAF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR。
おかしい、もうボクにはAFズームレンズなどいらねっ!といってOLYMPUSのM.ZUIKO ED 12-100mm f/4.0 IS PROとかを売り払ったはずなのに...(^^;)ハハハ。
ボディ大きいよね?と感じるDfに付けてもこのレンズの大きさ...(^^;)ハハハ。
でも、これ一本で広角から望遠までカバーするコトを考えるとこんなもんかと。
Leicaの金属ギッシリのレンズよりも軽いし(笑)
そしてこちらが今回Nikon Dfをお迎えしようと思い始めたキッカケになったレンズ。Nikon Ai 45mm f2.8P。
もともとはNikon EMにはパンケーキレンズが似合うと思いポチった一本なのだが、このレンズの描写が思いの外よかったのだ。
45mmという50mm標準より若干広めの焦点距離も素直に馴染めたというか。
これをデジタルでも試してみたいなぁ〜と思ったのが、今回のそもそもの発端(笑)
この藤壺型のフードも他のレンズにはない特徴であり、フードの上からレンズキャップを被せるというのも珍しい。
ちなみにパンケーキならではのこの薄さである。
これをDfに装着するとこんな感じ。
なんかボディの大きさに比べてちとアンバランスさが否めないが...(^^;)ハハハ。
そんなこんななNikon DfとNikon EMにズームレンズを付けて見た目を比べるとこんな感じに。
やっぱりDfって、フィルムカメラですって言い切っても見た目では判断できないくらいにアナログ感が漂っている。
しばらくはNikonで安い非AiレンズやAiレンズで遊べそう(笑)