先日の神楽坂徘徊を受けて、花街の石畳の風情に魅せられたというかなんというか。
翌日には3回目の緊急事態宣言下に入ることが決まったンで、その前にお出かけしようとなんの前準備もせずに白山の旧花街に向かった4月第4週の週末。
夜明けと共に目を覚まし、Leica M9-PにRicoh GR Lens 28mm f2.8を付けて向かいます。
まずは池袋から丸ノ内線に乗って後楽園まで。
後楽園駅を北上します。
途中、こんにゃくえんまを左に見ながら通り過ぎ、ここらで右折。
白山通りを横切ります。
白山通りを北上すると、こんな広々とした道沿いに『樋口一葉終焉の地』の碑がありました。
今回の白山旧花街は樋口一葉の『にごりえ』の舞台にもなっている。
しかし上を見上げるとこのような近代的なビジネスビルになっていて風情もなにもあったもんじゃございません...(^^;)ハハハ。
白山通りを北上して行くと途中でこのようなY字路に出るので、ここを右側に進路を取ります。
ちょっと気になって撮ってみたのが椎木稲荷大明神・小石川小十人町番屋の跡。
江戸時代の消防・自警の役割を担っていた番屋の後なんだそうです。
こちらは富士見湯さん。
なかなか立派な昔ながらの店構えな銭湯です。
富士見湯さんから数分あるくと白山旧花街のブロックに到着です!
さっそく、石畳の路地が広がります。
Google先生を頼っても昔の花街関連の情報は掲載されていないので、今も営業しているお店の界隈の路地をくまなく徘徊していると、なんかそれっぽい旧家屋が目に止まりました。
なんかこの指ヶ谷町会の提灯型の照明がいぃ〜按配です。
路地から表玄関に回り込むとこちらは元料亭の濱乃屋さんとのこと。
玄関にも店名が彫られています。
手前の木立が茂っていて見えづらいんですが、二階の手すりの所にも『濱乃屋』と切り抜かれていて、粋ですねぇ。
そしてまら裏路地徘徊。
下町路地名物な、路の両側ではなく中央部に雨水が流れ込む感じ。
このブロックをテキトーに歩いていても所々に石畳が残っています。
神楽坂のように街全体で石畳を整備しているという感じでは無く、昔ながらの花街時代の石畳が残ってるところは残ってるし、剥がされてアスファルトになってる部分もあるしという感じです。
またなんか風情のあるお宅が見えてきました。
こちらも元料亭の竹の屋さんとのことなんですが、現在は一般住宅ということのようです。
なんかLeica M9-Pマジックのような一枚!?
艶やかな石畳になにこの青?という感じの空の青。
なんでこの子はこういう絵を出してくるのかなぁ〜。どういう条件だとこういう写真になるのかまだまだ修行が足りないんですが、こういうコトをしやがるんでLeica M9-Pは手放せません(笑)
そんな裏路地を歩いているとこちらも風情のあるスナック。
『路地のすなっく灯り』さん。
お酒苦手ですが、いぃ〜雰囲気ですよねぇ。夜とかもっと雰囲気増し増しだろうなぁ〜。
そしてこちらは現在でも貸座敷として営業中の『花みち』さん。
こちらはもともとは待合茶屋田川さんとして営業されていたようですね。
『花みち』の下にアルファベットで『HANAMICHI』って書かれているのは、結構海外の観光客も来るんですかね?
玄関の前に大量の鷹の爪がぶら下がってました。
なんでしょ?風水的なヤツですかね?
玄関横の鷹の爪とじょうろと灯り。
なぜか青転びで写してくれたLeica M9-Pでした。
これはこれでいぃ〜感じだけど(笑)
ポストも木箱でいぃ〜感じ。
『ゆうびん』で楷書な感じがよろしぅ〜ございますね。
二階の手すりの揺らいだ細工が粋ですねぇ〜。
あの手すりに腕をかけて夕暮れ時に一服しながら黄昏れたいですなぁ〜〜。
何故か、小さな庭の土にツッコまれたスコップ!?
これはなにかここに埋められているっ!?!?
そんな数少ないいまだ建物として現役な花みちさんを後にします。
このブロックは家屋と家屋の間のここ通っていいの?というような狭い処にも石畳が敷かれています。
以前はこういう小径を芸妓さんがしなしなと歩いていたんでしょうか。
白山旧花街のブロックを抜けたところ。この写真に写っているあたりが旧花街といわれているようです。
けっこう早く見終わったなぁ〜と思って後にしようと思ったら、旧花街ブロックの脇にもそれっぽい古民家を見かけました。
近づいてみるとこんな感じ。
これって普通の民家じゃないよな?と。
けっこう奧にも伸びていて建物としては大きい造り。
これも花街関連の旧跡なんじゃないですかね。
また、花街ブロックの前にも向かしながらの建築物。
こちらは松坂屋質店さん。
今でも営業されているようですね。
この辺が最後の石畳になりました。
旧花街を後にして、白山通りを北上していると『白山』の地名にも関連しているであろう白山神社があるようだと。
せっかくなんで白山神社に参拝しに行きました。
しかし、スゴい青だな...(^^;)ハハハ。
こちらが白山神社の本殿になります。
翌日からまた緊急事態宣言下に入るんで、今後とも新型コロナに感染することがないようにと祈願してきました...(-人-)合掌。
白山信仰って修験道の影響下にあったからか、純粋な神社というよりも仏教の影響も入っている感じの本殿の造りですね。
神社の本殿というよりもお寺の本堂のような造り。
手水舎には立派な龍が鎮座坐して在らせられます。
コロナ禍でどこの神社も水張ってないんですが、こちらには綺麗な水が。
本殿すぐ手前の門構えもちょっと神社にしては変わった感じ。
より手前には普通に鳥居もありました。
やっぱり、白山信仰ってなんか調べてみるとおもしろいかもしれないな。
そんなこんなでまた白山通りに戻り、都営三田線白山駅〜巣鴨駅経由で池袋に戻って来ました。