泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』!
そんなこんなな一年ぶりの偽『東京いい道、しぶい道』の再開は城西エリア旧早稲田通りでございます!
前編は石神井公園東側の石神井池側周辺でしたが、今回の後編は西側の三宝寺池周辺になる模様でございます!
「ふるさと文化館」を出て、井草通りと旧早稲田通りの交差点の所へ戻って来た。
と本書にあるように、下石神井大泉線を南下して旧早稲田通りまで戻って来ました。
角っこに「JA石神井」があるけれど、ここは周辺に練馬大根やキャベツ畑が広がっていた頃からの石神井農協だ。
現在はJA東京あおばという名前になっているようですね。
石神井農協だとなかなかの昭和感ですもんね(笑)
斜め向かいの角には大きなケヤキが立っている。その背後に広がるのが道場寺。
そして、こちらにも大きなケヤキの木が。
ここから先、三宝寺、氷川神社と寺社が並んでいるが、この三宝寺池南方一帯の山にかつての豊島氏が居城した石神井城が築かれていた。
道場寺は山門の入り口に「豊島山」と刻んだ石柱が置かれているように、14世紀後半から15世紀前半に掛けて一帯を支配した豊島一族の菩提寺、
ということで、豊島区の住民としてはどうもこの区名の由来が気になるんですよね。
そもそも『豊島』の由来は太田道灌に滅ぼされるまで練馬一帯を支配していた豊島氏に由来するもんだと思うんですが、その中心て現在の豊島区ではなく、練馬区なんですよね。
だからかの豊島園も豊島区ではなく練馬区なのに『としまえん』だったワケだし。
なので、なんか豊島区を名乗っているのが尻の座りが悪くて...(^^;)ハハハ。
そんな道場寺の山門脇には立派な黒松が植わっておりました。
なんかねりまの名木のようでございます。
こちらが道場寺の山門。
なんか所々紅葉の紅が見えていて、い感じ。
そういえば、今年の紅葉ってイマイチ感がなかったですか?
きれいに赤く染まるとか黄色に染まるとかいう感じになる前に散ってしまった感じがあり......。
これってどうやら都内に限った話じゃなくて、全国的に今年はこんな感じみたいですねぇ。
道場寺の境内を散策します。
ちなみにこちらは本堂。
レンズが35mmしかなかったんで近くから撮れず引きのため色んなモノが写っちゃいますが、なかなか立派な三重塔でございます。
道場寺境内の紅葉。
今年初めてちゃんとした紅葉を拝めました...(-人-)合掌。
門脇に見える<焼だんご>の看板が目に付く。食堂の一角で焼き売りする串刺し型の焼だんご、品書きに<創業100年明治35年>なんて記されている。
残念だったのが、この記述の焼だんご屋さんを見つけられなかったこと。
まぁ、見つけたとしても朝早すぎてお店は開いてなかったでしょうけど...(^^;)ハハハ。
このエリアは寺社が旧早稲田通り沿いに並んでいるんですが、道場寺に続いてこちらは三宝寺。
三宝寺の境内は本書でもいろいろ触れられているので、こちらもしっかりと散策です!
そんな散策をしている間に、ブラぱち猫クラブの活動もしっかりと(笑)
トイレを借りようとウロウロしていたら三毛さんをお見かけいたしました。
左手の墓地の方へ進むと、明けた所に高野山チックな根本大塔が聳え、
本書の記載通り、左手に進むと開けた区画に立派な根本大塔。
高野山の根本大塔は確か赤く染まっていた気がしますが、こちらはちょっとコンパクトにした感じ。
でもやはり町のお寺にしてはご立派です。
さらにその先に町の寺としてはかなり大きな観音像(三宝寺観音霊堂)がすっくを立っている。
そんな根本大塔の向かいには平和観音。
なかなかの大きさで、こちらもご立派(笑)
先に大きな建物がないので、ライトアップされたら目立つでしょうねぇ。
三宝寺を出て、塀伝いに旧早稲田通りを西へ進みます。
三宝寺の塀づたいに進んでいくと、まもなく右に桜並木が奧へと続く氷川神社の参道口が見える。
ですが、今回は氷川神社へは向かいません。
いつもだったら行く気になるんですけど、今回は2回分のコースなんで、ちと朝写ンにしては余計に時間がかかってるんで...(^^;)ハハハ。
家庭持ちの気遣いでございます(笑)
その少し先、<釈迦本寺>の看板が出た角で旧早稲田通りとはお別れして、横道に右折した。この道をずっといくと、三宝寺池の西の崖上に続く林道に入る。
本書の通り釈迦本寺の案内が見えたのでここを右折します。
こちらはもう旧早稲田通りではないのですが、本書の通り北上します。
左の道端に背の高いクヌギの古木が並び、右の山斜面の林間に三宝寺池が垣間見える。
すると、ホントに林道に入りもはや都内感0!?
クヌギの古木の先に見えるのは三宝寺池でございます。
斜面の階段を降りて三宝寺池の畔をゆっくり散策するのも一興だが、今回は崖上の道を直進する。
こんな感じで林道の脇に斜面を降りていく階段路が分かれています。
ここも本来だったら下がって三宝寺池の辺に向かいたいんですが、家内安全を危惧して我慢します(笑)
と、林が切れた先に芝生の公園が広がっている。かつての日銀グラウンド、近頃「石神井松の風文化公園」というのに整備された一帯だ。
すると最後のポイント、石神井松の風文化公園の入口が見えてきました。
フェンス越し、芝生の小高い所に目を向けると白い箱型の物体がぽつんとある。ほとんどの人は目もくれないだろうが、<アメダス練馬観測所>と表示がひっそりと揚げられている。
園内を進むとジョギングをする老若男女に溢れておりましたが、そんなジョガーが見向きもしないこちらがアメダス練馬観測所(笑)
日々練馬の気象情報を送ってくれております(笑)
この芝生のグラウンドは野球とかサッカーとか球技で使うんですかね?
その割には芝生がきれいなんですが。
帰りはどぉ〜しようかとGoogle先生に聞いてみたところ、一番近い駅は西武池袋線石神井公園駅ということで。
それなら池袋まで1本で楽に帰られるじゃん!と富士街道を東進して石神井公園駅を目指すことにしました。
と、そんなこんな西武池袋線石神井公園駅。
有楽町線に限らず副都心線直結も走ってるんで、副都心線に乗れるとうちに帰るには便利なんですよね。
というワケで旧早稲田通り(後編)は御覧の通り三宝寺池の周囲をグルリと巡った感じでこちらは正味2km弱、40分程度の行程でした。
さてさてこの偽『東京いい道、しぶい道』も今回で30回目のエントリーなんですね。
城西エリアもこれで半分を越えて、残り4編ということになりました。
次回は一年も間を開けずにちゃちゃっと更新したいモノです。
【30 豊島氏の山と練馬アメダス・・・旧早稲田通り(後編)】
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