つい先日、完全に沼から脱出したはずだったキーボード沼......
プライベート環境であろうが、お仕事環境であろうがHHKBとともに歩んでいくのだっ!ムフゥゥゥ〜〜ッと鼻の穴を膨らませて宣言したばかりなのですが、その舌の根も乾かないうちにあ゛っ!?そういえば、昔々のその昔から憧れていたキーボードがあったよなぁ...(遠い目)。
とまだ社会人成り立ての90年代初頭。まだまだWindows95ですら登場前で、世間ではNECの98シリーズに対抗すべくDOS/Vパソコンが話題になていたあの頃に登場した黒い筐体の真ん中にポチッと赤いボタンを供えた、見るからにストイックな日本IBMが世に出したばかりのThinkPad700C!その四面四角なシンプルなデザインはもちろんのこと、ホームポジションに置いた両手を動かすことなくマウスポインターを扱うことが出来る赤いボタン、トラックポイントに以来憧れ続けていたのです。
にも関わらず、社会人になって初めて購入したパソコンは会社で使っているからという理由でNECの98ノートシリーズに始まり、95年のWin95発売以降はマグネシウムの筐体と青と紫の中間色のような初めて見るような色合いのパソコンであるSony Vaioにハマってしまい、とうとうIBMのThinkpadを手にすることなく幾星霜...(遠い目)。
いまさらThinkPadそのものは買う気はないものの、でもやはり打ち止めとする前にあのトラックポイントキーボードは触ってみたい!という欲が再燃いたしまして...(^^;)ハハハ。
というワケで、今の世の中は便利なモノでThinkPadのキーボード部分だけでも販売してるんですね(笑)
でポチったのがこちらのLenovo ThinkPadトラックポイントキーボードⅡでございます。
パッケージはなんの変哲もなさ過ぎるただの梱包ダンボール。ビジネスユースならでは?...(^^;)ハハハ。
パッケージの蓋を開けるとこんな感じに詰まっております。
中身はLenovo ThinkPadトラックポイントキーボードⅡ本体に、パソコン接続&電源供給用のUSB-Cケーブルにペラ紙が二枚。
それ以外に保証書はパッケージの裏側にくっついておりました。
こちらが憧れ続けた赤いポッチのある黒いキーボード、Lenovo ThinkPadトラックポイントキーボードⅡ!!
完全に中央というわけではなくホームポジションに合わせてボタン一つ分左側に寄せておかれたトラックポイント。
キーボード自体の,真ん中となると右隣の「H」キーと「J」キーの間辺りが真ん中になりますね。
この赤いポッチこそ1992年の誕生以来、日本IBMからLenovoに代わってもThinkpadのDNAを受け継いでいる印でございます。
そしてちょうど親指の辺りにマウスの左ボタン、スクロールホイール/決定ボタン、右ボタンに相当するボタンが。
一時期のモデルで真ん中のスクロールホイール/決定ボタンが廃止されて、トラックパッドに同機能を持たせたところ不評でまた復活したようですね。
本体上部にはBluetooth・2.4GHzワイヤレス切替スイッチ、Win・Android切替スイッチ、USB-Cケーブル接続口、2.4GHzワイヤレスレシーバー格納スペース。
このレシーバーを使用しないときに閉まっておけるスペースが本体に付いているのはいいですね。
得てしてこのワイヤレスレシーバーって使用しないで居るとどっかに仕舞い込んだまま忘れちゃうんですよね...(^^;)ハハハ。
格納スペースから引っこ抜くとこのように2.4GHzワイヤレスレシーバーがでてきます。これをパソコンのUSB-Aポートに差し込むと無線でLenovo ThinkPad トラックポイント キーボード IIが利用可能です。
本体右側面は電源スイッチがあります。
背面にはちょっと短めな足が。
レビューとかみてると大向け好意的なレビューが多いンですが、唯一の残念なポイントがこの足が壊れやすいというところのようです。
なんでですかね?キーボードの上から強い力が加わって折れたりするんですかね?
やはり筐体が黒いビジネスユースっぽい印象がThinkPadッぽさを醸し出しておりますが、「赤い」差し色が格好いぃ〜ではないですかっ!
憧れ続けたトラックポイントは慣れは必要ですが、やはり思っていた通りの使い勝手で、慣れるとハマりそうな気配がします。
また肝心の打鍵感はさすがにHHKBには及びませんが、M1 Macbook Airのキーボードより若干押し込み感が強い感じでしょうか?
ペラペラではないので好みな打ち心地ですね。本体全体の仕上がりはもう少しツルッとした今どきの表面仕上げの方が好きですけど...(^^;)ハハハ。
ザラつきを出すならもう少しきめ細かい方が上品な気がします。
さっそくリモートなお仕事環境に設置。
ディスプレイのベゼルが黒いんで、やはりキーボードも黒い方が締まりますね。マウスも無くなりさらにスッキリした感じになりました。
そんなこんなな90年代初頭から憧れ続けて30年!?いまだにThinkPadの世界に触れられるなんて感無量ですが、これもある意味「これがいい」な逸品ですね!