もはやキーボード沼からは完全に脱した!
我は魔の沼から生還した勇者であるっ!!
と声高々に宣言したのは一体いつのことだったであろうか?
そんなことがあったのか?とばかりに舌の根も乾かないうちに気がつくとThinkPadトラックポイントキーボードを手にしていたのは脱出宣言からひと月も経っていない頃合いであった...(遠い目)。
ThinkPadトラックポイントキーボードでようやくキーボード沼からの脱し、昔から憧れていた赤いボタンを手にしたことでよぉ〜やく心残りも無くなったであろうと思いきや、今目の前にどっかで見たことあるような箱がある......。
いや、HHKB Professional HYBRID Type-sに不満らしい不満は無いのである。
その形状、佇まい。腱鞘炎とはほど遠い「静電容量無接点方式」による深いストロークと心地よいタイピング。
ボク風情のアマチュアライターの分際では充分過ぎるほど、文句のつけようが無いキーボードなのだ。
もはやこれを越えるものを手にすることは無いであろう!くらいにボクの中では不動のNo.1であることは間違いないのだが、ボクは最新ガジェットよりも古くてもクセのあるガジェットを好みがちなところがある。
『文句のつけようが無い』ところに文句をつけたくなってしまったのだ...(^^;)ハハハ。
「静電容量無接点方式」が静かであまりに穏やかなので、まずは昔のHHKB Lite2のあの力業でタイピングして、バシバシ五月蠅いあの感覚が懐かしくなってしまったのだ。
とはいえ、今風にもっとタクタイル感?を味わえるキーボードはないモノだろうか?と物色していたところ、琴線に触れてしまったのがNuphy Halo65なのである。
Nuphyというとこれもまだ半年も経っていないくらい最近Nuphy Air75を絶賛し、アクセサリ類を買い足すほどにハマっていたにもかかわらず、HHKB Professional HYBRID Type-sを導入するにあたってドナドナしてしまったあのNuphyである。
若干の後ろめたさもありつつ、Nuphyに品質はすでに実感しており、このHalo65に至ってはまるでHHKB Professional HYBRID Type-sのような外観でもあり、スイッチの種類によってよりタクタイル感を味わえるのでは無いかと、スイッチはBaby Kangaroo Switchにしてみた。
前回のAir75の時はリニアタイプのGateron赤軸だったため、いまいちタイピングの好みが合わなかったような気がするのだ。
と、前置きの言い訳が過ぎて長々とかかってしまったが、ようはカタカタ五月蠅くて今風なキーボードが欲しかったのである(笑)
ということで、すでに外箱の写真は流れてしまったんで内箱からご紹介。
前回のAir75と同様にHalo65の筐体がプリントされていて、ESCキー、スペースキー、EnterキーのカラーリングがNuphyらしい遊び心といった感じ。
内箱の裏側もHalo65の裏側が忠実にプリントされている。
内箱の蓋を開けるとクイックガイドが目に入ってくる。
クイックガイドが入った袋を横にどけるとHalo65本体が顔を出す。
今回は本体の色はホワイトに。
どうしても、HHKB Professional HYBRID Type-sと並べてみたかったんで(笑)
本体をどかすとアクセサリ類がまとめて入っているアクセサリキットの箱。
内箱の中身を全部出すとこんなラインナップに。
左上から、Halo65本体、アクセサリキットのケース、クイックガイド等ペラ紙とキャラクターシール。
相変わらずこのキャラクターは謎...(^^;)ハハハ。
アクセサリキットの中身はHalo65で使用可能なスイッチが1つづつお試しで入ってる。
今回選んだBaby Kangaroo Switchは左から二列目の上から二番目のエメラルドグリーンのスイッチ。
茶軸をベースによりタクタイル感を増し増した仕様とのこと。
スイッチ以外には交換用のキーキャップにキーキャップ・キースイッチプラーとUSB-C・Aケーブル。
こちらがHalo65本体。
Haloシリーズとしてはキーの数によって、65、75、96と3種類ある中で65を選んだのは、やはりHHKBと同様の5行の配列が一番コンパクトで見た目が一番スッキリしてるんでお気に入りということ。
正直あまりファンクションキーを駆使して作業することないンで、75だと冗長なんですよね...(^^;)ハハハ。
HHKBとの違いはファンクションキーの部分で機能キーが割り当てられていること。
以外と音楽用の巻戻し・再生/一時停止・早送りとか、音量ボタンてよく使うんですよね。
ちなみにこの機能キーとファンクションキーはFn+X+Fで切り替わります。
Enterキーはオレンジで。
この辺のESCキー、スペースキー、Enterキーの配色はAir75と同様ですね。
こちらは背面。
左側はスイッチかと思いきや、2.4GHzワイヤレスレシーバーとその格納スペースになってます。
基本的に無線使用の時はBluetoothよりも2.4GHzワイヤレスの方が好きなんで、こういう忘れちゃった!?とか無くしたっ!?とか防止できる仕組みがよろし!!
右側には電源/有線/無線スイッチにUSB-Cケーブルのポート。
有線接続時はここに附属のケーブルを差し込んで使用です。
横からの厚みはこんな感じ。
Air75が見た目よりも軽量に仕上がってたんで、Halo65も同じ感じかと思いきや、意外と詰まっていてなかなかの重量級です。
これは持ち運びは控えた方がいいかも(笑)
底面にはHHKB Professional HYBRID Type-s同様に二段階の足が付いてます。
これはまだ足を立ててない状態。
色味がオレンジという差し色なのがNuphyらしくていいですよねぇ。
低い足だとこんな感じの角度に。
高い方の足を出すとこれくらいの角度が付きます。
ボクは角度が付いていた方が好きなんでこの状態がデフォルトかな。
ちなみにHHKB Professional HYBRID Type-s 雪とHalo65を比べてみました。
ほとんど同じような大きさですが、一番右の1列分だけHalo65の方が大きい感じです。
HHKB Professional HYBRID Type-s 雪は日本語配列、Halo65は英語配列なんでキー配列が若干違いますが、キーピッチはほとんど変わらないといった感じ。
横から厚みの比較ですが、これもほとんど変わらない感じ。
幅はHHKB Professional HYBRID Type-s 雪のモッコリしてる電池室の部分を含めるとほぼ同じ幅になります。
一番上から一番下までのキーピッチにもほとんど違いは見られませんね。
そんなこんななHalo65。
見た目はHHKB Professional HYBRID Type-s 雪と変わらず、できればよりタクタイル感を味わいたい!という微妙なこだわりに対しては見事に叶えてくれるキーボードでした。
これはBaby Kangaroo Switchを選んだのが正解だったのでしょうか?
HHKBと同じくしっかりとキーをタイピングしている感がありながら、やはりカタカタ五月蠅い五月蠅い(笑)
これは静かなところで興が乗って打ち始めたら迷惑でしょうね...(^^;)ハハハ。
でも本人としてはこのカタカタという打鍵音が文字打ってる感が実感出来て、このリアクションが欲しかったのです(笑)
そういう意味ではこんどこそこれでキーボード沼から脱出可能なのだろうかっ!?それは神のみぞ知る!?!?