コロナ禍も明けて今年に入り再び再開発が本格的になっていたり、路地裏の昭和遺産の取り壊しがあちこちで再開されて、次々と在ったモノが無くなっていく寂寥感に刈られておりますが、今回はブラりお写ン歩コースでも特にお気に入りだった東池袋の水窪川暗渠周辺の現状視察でございます。
とりあえず有楽町線東池袋駅から東池袋四丁目の路地裏へ。
この一角の木造モルタルアパート群はまだなんの手もつけられていないようですが、おそらくこの周辺もそのうち再開発の海に絡め取られてしまいそうな気がします。
躊躇無く奥まで進んでいくと手前の区画は取り壊されているようでしたが、おかげでこのような場面に出会えました...(^^;)ハハハ。
まるで長屋の半分を壊したかのような佇まいですが、これっておそらく残った棟は風雨はしのげないですよね?
そのまま情報へ顔を向けると個人的に好きな物干し台に衛星TVのアンテナが付いてますが、まだ暮らしていらっしゃる?
また路地をグングン進んでいくと、家の前には木塀が残っている住宅の裏側には木製の縁側が残ってますね。
実家では縁側生活だったので、こういう光景が懐かしい...(遠い目)。
東池袋四丁目は意外と凸凹している地形で、このような段差のある入口や階段路地が多数残ってます。
こういうたいしたこと無いけど階段がある起伏のある路地は好物ですねぇ。
以前から東池袋の中でランドマーク認定をしている蔵の或る家。
まだ残ってます。ここはまだダイジョブな気が勝手にしてますが......
そんな素人の勝手な思い込みほど当てにならないモノは無いと知ったのがこの先!?
この蔵の或る家の前の道を左に進んでいくとアウルタワーの前の道に繋がるんですが...
そんな手前の道に抜け出る手前に以前から目に付けていたモジャハウス。
初めて通りかかった時は誰も暮らしていないモンだと思って中の方に進んでみたら、なんとまだ暮らしていらっしゃる形跡!?
だったので、路地側からモジャぶりを眺めていただけなんですが、今回なんと住宅周辺のモジャが取っ払われており、なおかつ敷地入口に侵入を拒絶する「進入禁止」のテープが引かれている始末!?
どぉ〜やらここも売り払われて更地にでもされてしまうんですかね...(; ;)ハラリ。
と、都電荒川線の北側を散策した後に水窪川暗渠のコースを散策。
まずはいつもの日光広場。
変わらぬ光景に安心です...(^^;)ハハハ。
暗渠は都電荒川線の線路を渡り、
昼間でもこの睫毛のあるミニバンは駐車されてんですね...(^^;)ハハハ。
いつもは早朝に見かけてるんで、日中帯は仕事で出払っているのかと思ってました(笑)
暗渠を進むと今度は『日の出広場』。
と以前はGoogleマップで調べてもなんの名前も付いてなかったんで、勝手に日の出広場と命名してたんですが、今回あらためてGoogleマップで調べてみたら『太陽広場』と名称が登録されておりました(笑)
この辺一帯はどこの路地裏に入り込んでも面白いですが、この先を進んでいくと信じられない光景が待ち受けていたのですっ!?
なんとこのコースのランドマークの1位、2位でもあったところが軒並み取り壊し&再整備でなくなっているでは無いですかっ!?
まずはこの更地ですが、ここには旧的場邸と路地裏散策好きの中では有名な廃屋が在ったのです。
たしか、春先くらいにと思ってたんですがGoogleカレンダーで調べたところ前回訪れたのは2月末でしたね。
ちなみにその時の一枚ですが、今年の2月末にはまだ確かにここにこのように存在していたのです...(; ;)ハラリ。
それがこのように更地になってしまうとは...(T^T)涙。
驚愕の事実は旧的場邸に収まらず、その向かいにある富士山広場もこの体たらくっ!?
たしかに2月末に訪れた時にこの写真でいうところ一番奥の水窪側の碑の周囲に在った植え込みが全部抜かれていて、なんか妙な気がしたんですよね......
この水窪川暗渠沿いに点在する防災広場の中でも特にこの在りし日の富士山広場は特別で、このように玄関、卓袱台、台所、書斎とまるで昭和の一般家庭のようなレイアウトを残してたんですよね。
しかもこの書斎といえば、かのチョートク翁が東池袋駅前のコロッケ屋で購入したコロッケ片手にこの書斎に立て籠もって執筆活動に勤しんでいたという文化遺産でも在ったのに...(T^T)涙。
ちなみに水窪川の碑は周辺の植え込みも再整備されてキレイになってました...(^^;)ハハハ。
富士山広場を富士山広場たらしめていた富士山は新たにタイルで富士山の床絵も描かれておりました。
暗渠を離れて向原方面に足を向けるとこちらのガーデンでは一輪だけ向日葵が気を張っておりました。
こちらの階段路地を上がって再び都電荒川線の線路沿いへ。
再び都電荒川線の線路を越えて北側に歩を進めます。
向原電停手前の路地裏も辛うじて昭和な光景が所々残ってます。
こちらの階段などはけして登らせない!という意思を感じますね(笑)
こちらの黒板壁の木造家屋もこの辺りのランドマークですね!
長いこと残っていてほしい物件です。
向原電停前のこちらのモジャもそろそろ危ないのでは?と思いながら来てみましたが、こちらはまだダイジョブでしたね(笑)
向原電停というとこちらの旧東洋軒の建物もいつ無くなってもおかしくない物件ですね。
この後は向原電停から大塚駅に向かったのでした。
いやぁ〜しかし改めていつまでも在ると思うな昭和の残滓を思い知らされました...(^^;)ハハハ。