『滝野川』
この文字と音の語感は文字フェチであるボクにとって他に替えがたい魅惑的な街なのです。
なので、ふとお写ン歩いこうかともなると足が向いてしまうのでございます。
この日のお供はいつものLeica M9-PにLight lens lab M 35mm f2(周八枚)に緊急事態宣言明けでかなり久々のカラーフィルムAGFA Ultra100をRicoh GR1sに詰めてお出かけです。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
ということで、この日はJR埼京線で隣の駅の板槁駅まで。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
まずは以前もご紹介した埼京線の線路沿いの昭和な横丁を目指します。
この日漠然と足が向いたのはラーメンストリートの先に左右に伸びる滝野川六丁目の一角。
案の定いぃ〜按配の路地がありました。
前日の10月1日に緊急事態宣言Mark4が明けたとはいえ、まだ『東京都リバウンド防止措置』なるものが施行されてるみたいですね。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
この手の横丁で『小便禁止』となると鳥居のマークをよく見かけますが、こちらはそのものズバリ!
『立小便禁止』とハッキリ描かれてました。ってか、ドアの前でされてたらたまったモンじゃないですよね...(^^;)ハハハ。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
細長い横丁の一角を逝ったり来たりしていると狭い区画なんであ゛っ!?という間に終わってしまいました...(^^;)ハハハ。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
なので、以前ご紹介した昭和な横丁を再訪です。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
この狭い路地にもかかわらず生活動線になっているようで、写真を撮っているボクが邪魔な感じで次から次へと一通りが絶えません...(^^;)ハハハ。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
そんな昭和な横丁を抜けて、旧中山道の反対側から出入口をパ写リ。
なんか、思っていた以上にあっさり終わってしまったんでこの後どうしようか?と...(^^;)ハハハ。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
とりあえずこのまま北上して十条に向かおうと北へ向かって路地を歩いていると、所々に木造家屋を見かけるんですよねぇ。
この辺りも脇路地にはまだまだ昭和の残滓が残っているようで。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
なんか家の中を整理してでてきた粗大ゴミのような。
ということはこの木造家屋もそろそろ解体とかされちゃんでしょうか?
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
いつの間にかきつね塚通りという商店街を踏破していて、現代の中山道を越えてこの一見なんの変哲も無い住宅地を進んでいたんですが、ここでとんでもない一角を発見なのですっ!?
なんの面白味も無い住宅地の表通りをなんかないかなぁ〜なんもねぇ〜よなぁ〜〜と歩いていると、ふとボクの大好物な階段路地を見かけたのです。
この表通りは高台のようになってるみたいですね。そういえば手前から奧に向かって結構高低差がありました。
階段を降りて行くと左手にはいぃ〜感じの昭和感。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
がっ!?階段を降りきって周囲を見渡すと、まるでここだけ取り残されたまま時間も止まっている狭隘空間が広がっていたのです。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
トタンと板キレでとりあえず建てたかのような、いわば戦後バラックのような佇まいの狭隘住宅。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
明確にどこまでがダレの土地なのか解らないくらいにひしめき合って建てられた住宅密集地。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
路地に外置きの流し場。舗装もされていない路地の先にマンホールもあるンで、いちおう下水とかは整備はされているんですね。
360度どこを見渡しても、ここってホントに都内?ホントに令和??というほどに戦後感が満ち溢れている空間なのです。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
なんかいつの間にか妄想が始まり、この狭い迷路のような通路を遊び場にしてたら相当面白かっただろうな?と子供になった自分のイメージが通路を走り始めました...(^^;)ハハハ。
薄桃色に退色した木製のドアがいぃ〜味を醸し出してます。
グルリと徘徊した先の階段路地。
やはり表通りに比べて一段低い土地にこのバラック集落が密集しているようです。
もう、いろいろ積み上がってなんだかよくわからないことになっています...(^^;)ハハハ。
でもこういうガリガリ大好きです(笑)
階段の上から観た感じ。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
バラックといえば青トタン。
しかし、この集落の先には小学校、横には中学校、さらには公園も多く点在していて、この辺一帯はいわば板槁の文教地区ともいえるような地域だと思うんですよね。
そんなところにエアスポットのようにいまだ戦後が存在するこの集落。
なんでこのままになっているんでしょう?
やはり狭隘地域であるゆえ、建て替えとかも出来ずそのままに捨て置かれて権利も処理できずに取り残されたままになっているのでしょうか?
でも路地裏マニアとしてはなかなか満足感溢れるエリアであることは間違いございません。
そんな狭隘地域でお腹いっぱいのなか、ブラブラ進んでいると石神井川へ辿り着きました。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
観音橋には、その名の通り『谷津大観音』様が鎮座坐して在らせられます。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
住宅地の中をテキトーに歩いていると、なんか見覚えある光景。
不確かな記憶のまにまに歩を進めていると、やはりありましたっ!?
以前訪れた旧陸軍の『憲兵の詰所』ですね。
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
これも不思議なんですよねぇ。
なんでそのまま残してるんだろ?
【Leica M9-P+Light lens lab M 35mm f2(周八枚)】
そんなこんなで、帰りはJR十条駅から埼京線で池袋へ帰宅です。