人間とは業深きイキモノでございまして。
生活圏が変われども、以前過ごした日常が適していればいるほど、ところ移っても以前と同じような生活をおくれないモノかと、なにかとその代わりとなるようなモノを探してしまうモノなのでございます。
そんなボクにとって、その代わりとなるようなモノの筆頭がお魚屋さん(笑)
あそこの刺身が旨そうだと聞けば味見をして、これは旨い!けどちと違う。
そちらの寿司が旨そうだと聞けば味見をして、これは旨い!でもちと違う。
と都内復帰以降、なにかと右往左往してきましたが、ここに来て金沢での代わりになりそぉ〜なお店が絞れてきた感が...(^^;)ハハハ。
そんなこんなな昨今、なんと池袋に札幌の回転寿司と言えば『トリトン』さんっ!があると知り、これは行かねばなりますまいと(笑)
池袋のお寿司屋で並ぶとなると、副都心線Echikaの美登利寿司が有名ですが、こちらの池袋東武百貨店SPICEにできたトリトンさんはそれ以上!?
金沢でいうところのもりもり寿し FORUS店や近江町市場店並みの混み具合です...(^^;)ハハハ。
店内は中央の大きなカウンターを囲みます。
席につくとちょいと気恥ずかしいのが、板さんがご挨拶に来てくれる点(笑)
そして、板さんの動きを見ているとこのトリトンさんの特徴は、板さんが分業制なところ?
どぉ〜も、中央の司令塔の板さんが握りを主にしているらしく、そこから炙り専門の板さんや、空軍艦専門の板さんとかに指令を飛ばしているのです。
ある意味合理的(笑)
注文はカウンターに置かれた握りメニューの他に、カウンター上部には本日のオススメが貼られてます。
ちょいとボケちゃいましたが...(^^;)ハハハ。
どうも、金沢のセットメニューや三点盛、五点盛というのに慣れちゃったんで、一ネタごとに注文するのが面倒くさいですが、こちらのトリトンさんではセットモンとかないよぉ〜です。残念...(^^;)ハハハ。
まずは本日の汁物からたらの潮汁。
味噌汁では無く、お吸い物。でもたらのあらの出汁がたっぷり滲みだしております。
大根が旨い(笑)
そして特選上まぐろトロ。これは大トロですかね?
でも筋張ったところは全く無く、中トロのよぉ〜な繊細さを持ちながら脂のノリは大トロ並み。
これは旨し!でございますっ!!なんか、これ喰えてよかったというか、こっちに来てからというモノの鮮度は致し方ないかなと思ってましたが、鮮度も抜群ですっ!!
そして活〆真鯛。鯛もこっちでいくつかのお店で食べましたが、鮮度という点では金沢のお寿司と比べて欠損なしっ!
こちらもトリトンさんのオススメらしぃ〜でっかいぼたんえび。
写真では解り辛いですが、ホントでっかいです(笑)
しかもぼたん海老のワタも無駄にすること無く軍艦でいただきます。
これは海老好きにはたまらない逸品ですなぁ〜。
トリトンさんはけっこう炙りモノが充実しているらしく、そんななかから炙りえんがわ焦がし醤油をいただきます。
これは炙りならでは、脂ののったえんがわの甘みが増しましてございます。
これ旨しっ!!
都内でお寿司食べて、久々にテンション上がってきましたっ\(^O^)/
やっぱり日本海側で散々食べたとはいえ、白身魚を捨て置いてはおけません。
続けてかんぱちをいただきます!
貝類からは、さすがにこちらで普通にばい貝をいただくことは無理なんで、つぶ貝を。
こりこりした食感は似た感じですかね(笑)
そして、そろそろ新さんまが出始めているというので、厚切りさんま。
これは金沢で食べた時並みに鮮度もよし、脂のノリもよし、臭みも無しでした。
しかも、ホント身が厚くてさんまの肉を食ってる感じ。
まだ蟹の時期では無いですが、隣で食べてた人のすわいがにが旨そぉ〜だったんでかに味噌を(笑)
ちょいと変わり種の巻物もけっこう充実しているトリトンさんなのです。
ということで、そんな変わり種のなかからニクソンロール!
きゅうりとクリームチーズの巻き寿司にうなぎの蒲焼きが載ってます。
ちなみにニクソンという名前の由来はわかりません(笑)
きゅうりのさっぱりとした食感に、クリームチーズのコク、それとうなぎの脂と蒲焼きのタレの甘味が加わって、他では味わえない見事な巻物に仕上がってます。
なんか、普通のうなぎの握りよりも何倍も好きかもしんない!これっ!!
そして〆は玉子で!
いやいや、お寿司としては久々に満足出来るレベルの握りに出会いました。
どぉ〜もこれで金沢のお店の代わりが出来たよぉ〜な気がします。
もりもり寿しやすし玉の代わりとしてはこのトリトンさん。
もっとがっつり刺身が喰いてぇ〜という魚笑さんの代わりにはみなとさん。
肉料理と魚料理をしっかりいただきたい満まる。さんの代わりには九州一食堂さんあたりかなぁ〜と。