泉麻人氏の『東京いい道、しぶい道』をまるまる辿るパクり企画の偽『東京いい道、しぶい道』!
前回の『六号通り・不動通り』編の本書の結びは
もうここまで来ると、初台の駅が近い。
ということなので、初台から帰ろうと思ったんですが、次の章を見てみると何気に近いんですよね。
また前々回のように近くに舞い戻ってくるのも勿体ないので、前回に引き続いてブラりを延長する今回は『川島通り・玉石垣の道』編でございますっ!
なワケで、今回も引き続きLeica M9-PにRicoh GRLENS 28mm f2.8のデジタルだけで臨みます。
陽もすっかり明けたんで、前回よりは扱いやすくなっているような気がします...(^^;)ハハハ。
まずは今回のスタート地点まで戻るために、不動通り・六号坂通りを逆走して戻ります。
六号坂通りから六号通りまで戻ったところで、北上していくといつの間にやら中野区に突入!?
右側の広い公園は中野区立南台いちょう公園ということで、街道沿いにいちょうの木が立ち並んでいます。
黄葉はまだまだですねぇ。
東大附属前の交差点まで来ました。ここを渡って、
その先に川島通りのバス停が見えてきます。
ここから右手に口を開けているのが川島通りの商店街。入り口がクネッと北側に若干曲折している感じがいい。
という辻の真ん中にあったはずのトンカツの『さぼてん』はもう無くなっていました...。
先ほどのY字路の左側を直進します。
川島商店街、工学院大学、UR都市機構の3機関が共同で提供している『まちなか黒板』。
なかなかいぃ〜取り組みだと思うんですが、この黒板が有効活用されているかどうかは不明です(笑)
7時も過ぎてよぉ〜やく一部のお店は開店準備が始まりました。
道の両脇にお店を構えるベジフルタチバナさんのフルーツ(笑)
以前、雑司ヶ谷でも古い市場を見つけたが、この道にも「松島市場」という魚屋や八百屋などを収容した年期を感じる市場が建っている。
とある、こちらがその松島市場!
雑司ヶ谷で見つけたというのは弦巻通り編のボクも大好きな雑二ストアーのことでしょうね。
後、トキワ荘通り編でも味楽百貨店という味わい深い物件があったんですが、泉氏はお忘れになってたのだろうか??
まだ開店準備もままならない松島市場内へ潜入ですっ!?
通り側に店を構えるのは魚屋さん。
裏通り側の八百屋さんは開店準備を始めてました。
そんな松島市場の先に『川島商店街』と記した看板灯が立っています。
先ほどの看板灯を過ぎるとガラッと街並みが変わります。
このタイル張りの道とアスファルトの道の境目が商店街と住宅街の境目(笑)
その先に、本書でも字数を割いて紹介している彫正さんがあるのですが、正面の半分以上がコインランドリーになっていて、いまは営業しているんだろうか?
木彫りの作品を陳列してそうなスペースが見受けられなかったんですよねぇ。
『カエルマタ』を見てみたかった...(T^T)涙。
少し先の二股の所にあるのが向台子育地蔵尊。
こういう野地蔵というのもこういうワケワカなところをブラブラしていると見かけるんで、都内の野地蔵巡りという企画もいい〜かもしれない(笑)
先ほどの向台子育地蔵の辻で合流した道筋を北上して行きます。
道中、なかなか年季の入った畳屋さんを通り過ぎ、
中野本郷通りを突っ切って、
神田川を渡ります。
なんか最近ヤケに神田川に縁ありますね...(^^;)ハハハ。
神田川の流れゆく先には都庁舎のお姿が...(-人-)合掌。
すると正面で東京工芸大学の中野キャンパスが行く手を塞ぐので、左手を回り込むように進んでいきます。
なんか最近暗渠巡りなんか始めたんで、こういう蛇行している小径を目にすると暗渠ぢゃね?と思えてしまいます...(^^;)ハハハ。
本書では、
やがて道の両側に古い玉石の石垣が続くようになる。
と書かれているのですが、そんな光景は今は昔...(遠い目)。
右側の玉石垣はどこにも見当たりません。
本書執筆当時は整備中だった郵政宿舎跡地は現在は中野区立本二東郷やすらぎ公園として整備完了して、こ近所の憩いの場となってます。
左は「鶴」という趣のある表札を出した御屋敷。周囲の木立も深い。炎暑の天候も手伝って、ふと沖縄あたりの玉石垣の集落に紛れ込んだ気になった。
以前はいぃ〜光景だったんでしょうねぇ。
いまや当時を忍ばせる玉石垣はこの左側の御屋敷の部分のみ。
御屋敷の隣の敷地はご立派な今風のマンションが鎮座坐していらっしゃいます...(^^;)ハハハ。
まぁ、玉石垣に掛けているのか石垣風には作ってますけど。
この道をまっすぐ進んでいくと、青梅街道の宝泉寺前に突きあたる。
と書かれているんで、とりあえず中野坂上の駅を目指して道なりに進んでみます。
すると青梅街道辿り着きました。
とりあえず今回はこのあたりをゴールといたしますっ!
中野坂上駅に向かって東に歩いていると、反対側に先ほど言及のあった宝泉寺の入り口が見えました。
そして、丸ノ内線中野坂上駅に到着!!
丸ノ内線で新宿三丁目に出て、副都心線に乗り換えて我が家の池袋に帰ります。
そんなこんなな川島通り・玉石垣の道編は約2kmといったところ。
なんだろなぁ〜ちょっと城西エリアは泉さん手を抜いてる??
城北エリアは泉氏ゆかりの道もあり、バックボーンがしっかりしている感がありまして。
城東・城南エリアは川筋や史跡といった歴史を感じさせる奥深さのある道が多かったんですが、それに比べて城西エリアの道は、やっぱり物足りなさを感じるんですよねぇ...(^^;)ハハハ。
【南中野のクネクネ旧道・・・川島通り・玉石垣の道】
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