時系列がグチャグチャですが、今回はまたGW中のお話です(笑)
文化的活動が続く今年のGWですが、5月に入ってからなんの履歴がキーになって表示されるようになったのか解りかねるのですが、Instagramでやたらと千葉市立美術館の広告が入ってくるようになりまして、それが今回のお目当ての「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容」ナノでございます。
ということで、池袋から丸ノ内線で東京まで。東京から総武線快速に乗り継いで遠路遥遥やってきました!千葉駅です!!
千葉駅とか何年ぶりだ?と全然過去の記憶が遡れないほどぶりでございます...(^^;)ハハハ。
しかもGoogle Mapをよく見ていなかったせいで、千葉駅から千葉市立美術館まで1.7kmほど歩くようで...(^^;)ハハハ。
でも、道中千葉素人にはセレンディピティな光景!?
そっか、千葉市内には吊り下げ式のモノレールが通ってるんですねぇ。
帰りは絶対これに乗ろう!!と堅く心に誓って歩を進めたのでございます。
そして、かなり仰々しい建物の千葉市立美術館に到着です。
建物自体も歴史ある感じで文化財かなんかになってるんでしょか?
ググってみたら、戦前の旧川崎銀行千葉支店の建物を活用しているようですね。
そんなこんなでよぉ〜やく到着でございます...(^^;)ハハハ。
どういうワケかこの広告がボクのInstagram上に毎日のように流れて来てたんですよね。
なので、牛腸茂雄氏は好きな写真家だし、ちょっと見てみようと千葉市立美術館までなんだかんだドアツードアで2時間弱かけてやってきたのです。
入館すぐ脇には旧川崎銀行時代の遺構なのか、さや堂ホールがございます。
千葉市立美術館のフロア案内。
とりあえず今回の展示の受付は8Fとのことなので、エレベータに向かいます。
すると左右のエレベータのドアにそれぞれ今回の展示が!?
なかなかの気合いの入れようですねぇ〜。
ということで、8Fが第一会場になるようでここから見て回ります。
ちなみに「前衛」とは?
新明解国語事典によると、
前方の護衛。前方を守る競技者。階級闘争の第一線に立つ指導者。芸術などのやり方が非常に新しいこと。アバンギャルド。
とあります。
今回の展示でいうと「新しい写真」という点なんでしょうね。
展示フロアに入るとまずいきなりアジェから始まります。
これでまずえっ!?と面食らっちゃったんですが、アジェっててっきりストレートフォトの文脈で語られる写真家なのかとばかり思ってたんで、いきなり脳味噌揺らされた感じです。
どうやら、滝口修造の「シュールレアリズム的な写真はストレート・フォトグラフィでも可能だ」という主張からの引用としてアジェが展示されているようでした。
第2会場は7Fです。牛腸氏の展示はこちらがメイン。
おそらく、図録の作品がすべて展示されていたわけではないので、会期中に前期・後期で作品を入れ替えているようです。
「前衛」とつくとどうもアバンギャルドとか、理解しがたいモノのイメージが強いんですが、今回の展示の文脈では「なんでもないものの変容」とある通り、比較的解りやすい内容になってましたね。
先ほどの入口のアジェ以外にも高梨豊氏の「東京人」からも何点か賛辞されていて、思わずの高梨氏の登場にテンション上がりました(笑)
その他、実験工房から生み出された作品の展示もありました。
この辺りになると現代美術的な流れの作品が多くなり、今のボクの知識では消化不良を起こしてしまいます...(^^;)ハハハ。
今回のテーマである「なんでもないものの変容」を描き続けた実験工房のメンバーの写真です。
今回なんで牛腸氏が前衛?とちと首を傾げながら展示会に来たんですが、牛腸氏は大辻清司の弟子筋という関連でピックアップされたようですね。
最後はミュージアムショップで戦利品の物色です...(^^;)ハハハ。
赤々社から出ている図録に、今回初めてクリアファイルの利用法を理解しました!?
なんでどこのミュージアムショップでも展示に合わせてクリアファイルを販売してんのかと不思議そうに見てスルーしてたんですが、これって展示会のリーフレットとかを折らずに持ち帰るのに使うんですね!(笑)
それと、ついつい端から端まで本棚をチェックしてしまい、ちくま文庫の赤瀬川源平「超芸術トマソン」とJJこと植草甚一「ぼくは散歩と雑学がすき」をお持ち帰りしてしまいました。
どちらもうちの本棚の奥の方に在りそうな気がして怖かったんですけどね...(^^;)ハハハ。
そんな千葉市立美術館を後にして、千葉都市モノレールの駅に向かいます!
先ほど往路で目にした千葉都市モノレール1号線葭川公園駅から千葉駅まで初めてのぶら下がり式モノレールを体験!?
その後、再び遠路遥遥池袋まで戻りました。
千葉って、こんなに遠いとは思いもしませんでした...(^^;)ハハハ。