池袋は相変わらず行政主導の再開発が東口、西口で続いておりますが、最近は大規模な開発に限らず街中の所々で歯抜けのように更地化が進んでるんですよね。
そんな更地化が進んでるところは大抵このコロナ禍でのお写ン歩で見つけた昭和遺産のような建築物があったところでして...(T^T)涙。
なんかコロナ禍が収まって、それまでコロナで中断していた更地化&売却が復活しているような気がしてならないのでございます。
そんな身近な周辺事情を振り返っていると、次第に池袋以外の昭和遺構が気になってまいりまして向かったのが板橋駅でございます。
JR板橋駅からは道なりに旧中山道を目指します。
この辺の人っ子一人くらいしか通れない横丁も危ないですよね?
駅前再開発とか計画されたらまず最初のターゲットになりそ...(^^;)ハハハ。
旧中山道を渡って、この狭隘横丁を振り返ります。
相変わらずいぃ〜味出してましたが、今回の目的地はここでは無いのです。
旧中山道を東に進み、とある路地を北上。
路上の中心部に雑草が生えている砂利の部分が残ってますが、ここはかつてなぜかこの狭い路上に植え込みがあるという、謎の路地でした。
その謎の植え込みも亡くなってしまっております...(T^T)涙。
目的地に真っ直ぐ進むつもりが、植え込みが亡くなったのが気になって、すっかりいつもの滝野川迷宮散策になってしまいましたが、こちらの木造住宅は健在ですね。
でも周囲の住宅は平成の間にみな建て替えられている感じなので、こちらも代替わりか何かのタイミングで解体されてしまいそ...
そんな迷宮をブラブラしていると、あ゛れっ!?
あの中村印刷さんてここだったんでしたっけ?と、以前も通りかかってブログにアップした気もしないではないンですが、改めてこんなところであの『おじいちゃんの水平開きノート』を製造していたんだ!
と文房具マニアとしては感激でございます。
ちゃんと2016年におじいちゃんのノートを発注させていただいてから、何度となく愛用させていただいております。
そんな中村印刷所周辺は下町っぽさがまだ残っておりまして、アパートの玄関先にはこんな夏の光景が残っておりました(笑)
ブラブラ歩いているとこちらもお見かけした光景。
この狭くて急角度の階段の設置スペースの狭隘さが気になって仕方が無いのですが...(^^;)ハハハ。
お店の前では怪獣やら星人やらロボットやらとなかなかのラインナップが揃っておりました(笑)
個人的にはキングジョーがいぃ〜ですね!
あまり滝野川七丁目、六丁目界隈をブラブラしていても一向に目的地に着かないので、そろそろ現在の中山道国道17号を渡って滝野川五丁目へ。
この辺ともなるとやはりこちらのサンクリーナーさんの物件。
サンクリーナーを起点に左右二つの商店街が広がっていく様が格好いぃ〜ですなぁ〜。
まずは右側の商店街を進んでみます。
鶴亀ではなく亀鶴食堂さん。やはり敢えて亀鶴なのはこだわりがあるンですかねぇ。
なんか裏路地をウロウロしていたらまだまだ現役の井戸を発見!
こういう町はいぃ〜ですよねぇ〜。
でもまだまだ現役で残っていくんだろうなぁ〜と思っていた南池袋二丁目のこういう井戸のある街は再開発の波に吞まれて無くなってしまいましたが...(T0T)号泣。
八番通り商店街ではいつも気になるこちらの庄屋作りの物件。
その奧はお米屋さんのようなんですが、手前の方は入口にも特に屋号が書かれてないんですよねぇ〜。
もともとはなにを営んでいらっしゃたんだろうか?
大きな煙突が見えたんで、ぐるりとまた国道17号の方に出てきたんですが、滝野川浴場とのこと。
でも路沿いを歩いてもどこにもこの銭湯の入口が見当たらないんですよね?
ほぼほぼ一周したら、17号からは裏側の路地裏側に入口がありました...(^^;)ハハハ。
17号をまた先ほどのサンクリーナーまで戻り、今度は左側の商店街を進みます。
真っ直ぐ進むと目的地に近づきます(笑)
板橋駅からこの17号の北側辺りまでは台地のようで、その先は御覧の通りけっこうな傾斜で下っていきます。
東京の地形って詳しくないんですが、赤羽台地の端っこ辺りがこの辺の台地になってるんですかね?
かなり滝野川迷宮巡りで遠回りしてしまいましたが、こちらが今回の目的地!
滝野川の廃屋集積地でございます!!
2年くらい前にこの坂を下っているときに偶然見かけた場所なんですが、ダレも暮らしていない住宅がまとまってそのまま残っているのも不思議な気がして、コロナも明けてそろそろこの辺一帯更地化されてしまうのではないかっ!?
と急に心配になって観に来たんですが、御覧の通りまだまだそのまま健在でございました...(^^;)ハハハ。
一番手前の方から現状確認に入ります。
御覧の通り、この辺は台地の部分と道路がスロープ上に繋がっているんで、基本的に道路に向かって階段路地が辻ごとに作られてます。
階段を降りて振り返るとこんな感じ。
こちらの右側の区画はまだ住民の方々が暮らしていらっしゃる区域になります。
隣の階段路地に向かいます。
階段を降りて振り返った景色。
こちらも右側はまだまだお暮らしの模様。
この辺りがここの廃屋集積地の中心部ですね。
この辺一帯はどの物件も廃屋で人気が無いです。
もう何年放置されてるんだろうか?風雨にさらされ続けてきた家電が積み上がってます。
戦後のバラックのような作りの物件もあれば、結構昭和40年代風な感じの物件もありますが、こちらは炊事場が外だったんでしょうかね?
こちらは母家から拡張、拡張を重ねてきたような作り(笑)
この中の構造を覗いてみたいモノでございます。
玄関の柵が絞まっていて中には入れないんですが、柵の隙間から内側をパ写リ!
すると奥の方が生活感があるように感じてしまうのが、なんか怖いです...(^^;)ハハハ。
手前のライトとかまだ使ってそうな感じもするし......
自転車とかもまだまだ現役感があるんだけど、ダレが使っているのだろうか?
ちなみにこういう路地にある物干し台とかはとてもお好みなアイテムです(笑)
ということで現状確認は終了したわけですが、どことなく生活感が匂う部分も無きにしも非ずで、でもダレも暮らしていないはずなんだよなぁ〜。
一番新しめの物件と思われるこの階段左側の物件も建物管理会社のちらしが貼られているし。
誰かが不法侵入して雨風を凌いでいる可能性も否めない滝野川の廃屋集積地でございました。
とりあえずまだ現役で写真に残せたのでラッキーです。
が、ここもそのうち更地になってタワマンとかが建っちゃうんですかねぇ〜。
なんかどんどん味気なくなっていく東京の光景...(^^;)ハハハ。